- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道黒松内町
- 広報紙名 : 広報くろまつない No.564 令和7年5月号
■松浦武四郎の足跡に思いを馳せて
~ブナの小道と黒松内山道を歩く~
北海道の名付け親でもある松浦武四郎が、安政4年(1857年)に歩いたと言われる「黒松内山道」。その跡が、ブナセンター近くの散策路である「ブナの小道」に一部重なっていると言われてきましたが、昨年7月、町民有志等からなる「タケシロードツアーG」の文献調査等によって特定されました。
一昨年ササが一斉に枯れた事もあり、両脇が側溝のように掘り下げられ、真ん中が平らになっている地形がよく分かります。ブナの小道では山道跡の一部を実際に歩くこともできます。
また、「東蝦夷日誌」(1857年)の中で松浦武四郎が書き記した「ブナノキタイ」という地名は、ブナの小道の入り口付近を指しているのではという説もあり、現在調査が進められています。
当時は大変な悪路だったといわれる黒松内山道。ブナの小道にも一部ぬかるむ箇所がありますので、長靴などを装備の上、ブナの若葉に包まれながらブナの小道散歩を楽しんでみては。
・昨秋大量にブナが実ったので、この時期はブナの芽生えも多く見られるかもしれません。
※詳細は本紙をご確認ください