- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道蘭越町
- 広報紙名 : 広報らんこし 2025年12月号
こぶしは蘭越町の花木です。大自然の中でたくましく育つこぶしに学びましょう。
【家庭教育通信】
子育てを支える地域の輪 〜連携と協働の実践紹介〜
NPO法人 お助けネット 代表 中谷通恵さん
◆今月号のテーマ
学童期は、「多様な体験」の提供と「睡眠の大切さ」を学ぶ機会を!社会教育と家庭教育の出番です!
○小学生の頃に行った体験活動等の経験は、長期間経過しても、その後の成長に良い影響を与えている
文科省の21世紀出生児縦断調査によると、小学生の頃に体験活動(自然体験、社会体験、文化的体験)や読書、お手伝いを多くしていた子どもは、その後、高校生の時に自尊感情(自分に対して肯定的、自分に満足している等)や外向性(自分のことを活発だと思う)、精神的な回復力(新しいことに興味を持つ、自分の感情を調整する、将来に対して前向き等)といった項目の得点が高くなる傾向が見られ、また、小学生の頃に異年齢(年上・年下)の人とよく遊んだり、自然の場所や空き地・路地等でよく遊んだりした経験も同様の傾向が見られました。
自然体験:キャンプ、登山、川遊び、釣り、海水浴、マリンスポーツ・ウインタースポーツ等
社会体験:農業体験、職業体験、ボランティア等
文化体験:動植物園・水族館・博物館・美術館見学、音楽・演劇・古典芸能鑑賞又は体験、スポーツ観戦
これらの体験の機会を、地域の個人や団体と協力して多様に提供するのは、社会教育事業の柱ですね。
保護者は広報等で情報をチェックして、ぜひ、積極的に子どもが参加できるように促したいですね。
○睡眠の大切さを、子どもにも大人にも伝えたい!世界中で課題になっています
コロナ禍以降、子どもの睡眠不足(質・量ともに)が成長発達に悪影響を与えていることが指摘されています(肥満・体力低下・落ち着きのなさ・暴言暴力・学習への影響等)。
動画視聴やゲーム、SNS等の利用が増えていたり、習い事やスポーツ少年団、塾等の影響で睡眠が不足していることも指摘されています。子どもはしっかり睡眠がとれていれば、質の良い成長ホルモンの分泌、記憶の定着がなされます。
野球の大谷翔平選手や将棋の藤井聡太棋士が、子どもの頃から睡眠時間を確保して「今でも10時間寝たい」と発言されています。良いモデルとして紹介したいですね。
・社会教育には、保護者向けにはもちろん、子どもの健全育成にかかわってくださる指導者や支援者に、「睡眠の大切さ」についての最新の知見を情報提供してほしいです。大人も学びながら、子どもたちを育んでいきましょう。
