- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道ニセコ町
- 広報紙名 : 広報ニセコ 令和7年8月号
みなさんは「多文化共生」という言葉を聞いたことがありますか?これは「日本に暮らす外国人住民が日本になじんで共に生きる」ということです。
昨年、クレア東京本部に勤務していた時は、全国各地で多文化共生を推進している人へ向けた研修を企画していました。私はこの分野の初心者だったので、企画しながらも多くを学ばせてもらう貴重な機会となりました。外国人住民へ向けた法令制度や学校現場での対応、日本語に不慣れな人にも伝わる「やさしい日本語」など、初めて知ることばかりでした。
「外国人が多いまち」と言っても、まちごとに国籍や在留資格はさまざまです。ニセコ町のような観光地では、英語話者のワーキングホリデーや専門職が多く、全国的にみると特殊です。私が関わったほかの地域は、長くその土地に暮らし外国にルーツを持つ住民や、工場や建設現場などの労働者が多数を占めます。日本語を話せなければ生活(役所・病院など)や仕事に支障が出るため、まち全体で多文化共生の取り組みが進んでいます。一方で、ニセコ町は英語話者が多数のため、多文化共生の取り組みは限定的だったと感じます。
ニセコ町は、すでに世界中から多くの人が訪れ、暮らしています。今後は、多様な文化や価値観をもつ人々が、より安心して暮らせる環境づくりが求められていると思います。東京での経験をもとに、フランスでも学びを深め、帰任後に少しでも町の未来に役立てるよう努力してまいります!