くらし 地域おこし協力隊・地域防災マネージャー中島さんによる防災の心得

■今月のテーマ/女性目線の避難所運営及び避難
今回は「女性目線での避難所運営」についてお話します。
昨今の避難所運営で必ず話題に上がることの一つに、「女性に対する配慮不足」があります。防災部署への女性職員配置や避難所運営への積極的な女性参画は、内閣府からも求められていますが、実際はまだまだ不十分です。防災部署への女性職員の配置は、「女性への配慮」を期待しているのです。
避難所生活を送るにあたり、1週間と仮定して、想定する避難者数に対して生理用品であれば一人あたり何個準備すべきか、昼用夜用と分けて準備か、ナプキンだけでいいのかなど、生理用品一つでも考慮すべき事項が多いことに気が付きます。男性の考えだけでは、インターネットで調べてもよくわかりません。
また避難所においては、生理用品をもらう時などは男性職員より女性職員の方がいいでしょう。非常事態なればこそ、そういった日常的・常識的なことで避難住民にストレスを感じさせる状況はよろしくありません。男性用・女性用でトイレや物干し場等を離す、授乳室・オムツ交換用の部屋を設定する、さらにはそれら施設には適度な照明を準備するなど、避難所内の設定にも、女性目線が必要です。

お問合せ先:企画観光課
【電話】0136-46-3131