くらし 倶知安町地域おこし協力隊通信~No.8~

朝晩の風に秋の気配を感じるようになりました。じゃが祭りが開催された8月2日は町で今年一番の暑さでしたが、それを境に急に涼しくなり、夏の終わりを実感します。
私は昨年10月に関西から移住し、倶知安・蘭越・ニセコの観光地域づくりを担う一般社団法人ニセコプロモーションボードで勤務をしています。地域の観光における目標は、夏と冬の繁閑差を小さくすることであり、一年を通して観光地としての魅力を発信しています。冬には夏のプロモーション準備を、夏には冬に向けた取り組みを進めています。現在は観光エリアガイド「ニセコWine and Dine」の編集を行っており、11月後半の完成に向け、地域の事業者の方から情報などを集めています。
先月のじゃが祭りでは、協力隊でスタンプラリーを実施し、倶知安高校の生徒の皆さんと問題作成やスタンプシート配布など一緒に企画・運営をしました。当日は子どもたちが笑顔で町を歩きスタンプを集め、参加賞の「じゃが太くんステッカー」も好評でした。お祭りで聞こえてきた、羊蹄太鼓や花火の音、そしてさまざまな言語が飛び交う人々の声は、この町を象徴するような夏の音として記憶に残っています。
この一年で、厳しい寒さと一面の雪景色の冬、爽やかな空気と緑が広がる夏を体験しましたが、四季折々に変化するこの町は、本当に面白く、魅力に溢れています。これからも魅力を発信し、一年を通して訪れたくなる地域を目指して活動していきます。

倶知安町地域おこし協力隊 藤原花音隊員
(観光商工課・一般社団法人ニセコプロモーションボード)