くらし 特集 いつ起こるかわからない災害に備えて(2)

■やってみよう!楽しく防災訓練 家キャンプ
自宅にあるものだけで1日を過ごしてみることで、足りない備蓄やあったら便利なもの、家庭でのルールをあらかじめ確認することができます。
注意事項や詳しい方法は、町HPで確認してください。

▽事前に準備するもの
飲み水(約2L)、生活用水(約2~4L)、食べ物、充電済みの携帯電話
※食中毒防止のため、家キャンプ実施中も食べ物は冷蔵庫で保存しましょう

▽場面を想定してから始めてみましょう!
今回は、地震による停電を想定して、電気と上水道を使わず行ってみましょう

▽タイムテーブルの例

うまくできるようになったら、友だちや近所の方と共同で家キャンプにチャレンジしてみましょう!

■公助…町の備えを知っておこう
▽LINEやFacebookでまちの情報を発信
友だちやアカウント登録することで、災害時にも正確な情報を確認することが可能です

▽防災無線
緊急的な情報の伝達を行っています。希望があれば、戸別受信機の貸し出しも行っています

▽自主防災訓練支援・小学校への出前講座
町内会の防災訓練の支援や「1日防災教室」として防災に関する講話のほか、消火器の使用方法や煙の中での身の守り方を子どもたちに伝えます

▽インフラストラクチャー施設の強化
非常用発電機にもなる電気自動車の導入など(避難所で約3日分の電気を確保することが可能)

▽避難所に必要な備品や水・食料の購入
段ボールベッド、パーテーション用の屋内テント、簡易トイレ、非常食などを備蓄しています

■知識を身に付け、経験を通して自身を守ることができる
倶知安町総務課危機管理室防災係 及川茂之(おいかわしげゆき)さん
災害が起きたとき、消防署や自衛隊はすぐに救出活動へ出動します。行政もすぐに動き出しますが、町民の生存確認や国・道からの物資支援のため、道路状況の確認などを行う必要があり、物資が皆さんのもとに届くまで3日から7日程度かかると言われています。
この日数は、皆さん自身の力でしのがなければならないため、事前の準備が大切です。
防災は、備蓄のほかにも災害の危険性を知っておくことも大切です。警報などが発せられたときに、自分の居場所や行動予定、移動手段などから幅広く情報収集し、あらゆる知見を活用して、自身の受ける被害や影響を予測することで、避難の準備や行動の判断を行うことができます。
日頃から備蓄など物の準備をすること、防災訓練に積極的に参加するなどして、行動力を高めることが大切になります。

「考えて、行動」することを心掛けること、周りの人と協力することが防災につながります