- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道倶知安町
- 広報紙名 : 広報くっちゃん 令和7(2025)年11月号
■一般会計の歳入


▽町民税と宿泊税は増加傾向 地方交付税が2億2,550万円減少
歳入総額は前年度と比べ約17.3%、30億4,744万円の減少となりました。
土地売払収入による財産収入が36億1,770万円の減少となったほか、大きな割合を占める地方交付税が、町税の伸びと反比例する形で、2億2,550万円減少しています。
国庫支出金は、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金や社会資本整備総合交付金、エネルギー構造高度化・転換理解促進事業費補助金等の収入より2億100万円増加しました。
歳入の主要な柱となる町税は、昨年度から引き続き町民税と宿泊税が増加傾向にあります。さらに、固定資産税においても堅調な伸びをみせていることから、6億8,400万円の増加となりました。
また、町税・国保税ともに、安定的な高い収納率となっています。
引き続き、限られた財源を有効に配分し、健全な財政運営を進めていきます。
■一般会計の歳出


※円グラフの( )内の数字は構成比
▽町民一人当たりに使われたお金 91万3,837円(前年度より19万7,956円減少)
総務費:231,162円
民生費:161,504円
衛生費:139,849円
土木費:130,514円
教育費:110,206円
公債費:53,102円
商工費:32,584円
消防費:25,727円
農林水産業費:21,641円
その他(議会費・労働費):7,548円
※令和7年3月末現在の人口1万5,474人から算出
▽物価高騰の影響受けながらも事業費は前年度とほぼ横ばいに
歳出総額は前年度に比べ約17.7%、30億4,983万円の減少となりました。
消費的経費は、6億7,110万円の増加となりました。内訳としては、人事院勧告により人件費が1億3,600万円の増加、山田地区上水道整備事業を行う水道事業会計の補助費等が6億2,800万円の増加、人件費や物価高騰の影響により除排雪経費等の維持補修経費が1億2,800万円の増加となりました。
投資的経費は、北海道新幹線建設費負担事業、倶知安厚生病院第2期整備費用負担事業、南6条団地建替事業、街路灯LED化工事等を実施し、事業費は前年度とほぼ横ばいとなっています。
また、積立金では財政健全化基金、ふるさと応援基金などに積立てを行いましたが、大型の土地売払収入を積立てた前年度と比べ、全体で34億7,300万円の減となりました。
今後も事務事業の見直しも含め、効率的・効果的な財政運営に努めます。
■貯金と借金
基金(貯金)では、各種事業にふるさと応援基金、宿泊税基金などを活用したほか、公共施設整備基金に2億500万円、財政健全化基金に4億1,700万円、ふるさと応援基金に5億4,200万円、宿泊税基金に5億6,800万円を積み立てました。
町債(借金)とは、町が大きな事業を実施するにあたり借り入れるお金のことで、昨年度は山田地区水道拡張事業費負担事業に7億2,000万円、町営プール等整備事業債事業に1億4,420万円、倶知安厚生病院第2期整備費負担事業、小中学校空調設備整備事業、北海道新幹線建設費負担金事業などの財源として借り入れを行いました(新規借り入れは19億7,550万円)。
また、歳出の公債費によりこれまでの町債の元金償還を進めています。
▽土地 1,683万6,818平方メートル
公用・公共用地:23%
山林・原野など:77%
(対前年度…6万9,206平方メートル増)
▽建物 12万6,188平方メートル
庁舎・公営住宅など169棟
(対前年度…1.789平方メートル減)
▽基金(貯金)
77億7,480万円
(対前年度…7億5,652万円増)

▽町民一人当たりの
貯金:50万2,443円
借金:110万8,803円
※令和7年3月末現在の1万5,474人から算出
