くらし 年頭のご挨拶 (泊村議会議長 宇留間 文宣)

新年明けましておめでとうございます。
令和8年の年頭にあたり、村議会を代表致しまして、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
村民の皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。また、日頃より、議会への深いご理解と、議会活動への温かいご支援とご協力に対し、議員一同、厚く御礼を申し上げます。
数年続いたコロナ禍を経て、各種行事など地域活動が活発になっていく中、依然として続く国際的な生産と物流の停滞、ウクライナ情勢等による原油高に起因する物価高騰など、村民の皆様の生活に大きな影響を及ぼしています。村議会としましても、現状をしっかり把握して必要な政策を適時展開すべく、村当局に対して支援施策等の実施を求めてまいります。
ご承知のとおり、今日の市町村を取り巻く環境は、人口減少、少子高齢化社会の到来、更には、気候変動による産業構造の変化、厳しさを増す財政状況により、大変厳しい状況におかれております。このような中にあって、本村においても、克服すべき多くの課題を抱えており、行政に対する要望は、複雑多様化するなど誠に厳しい状況にあります。
また、本村の原子力発電所関連の各種交付金や固定資産税等の収入は、減少の一途にあり、創意と工夫をもって、健全財政を目途とし策定された、泊村の向う10年間の計画「第5次総合計画」において、議会としても、この計画の実現によって、村民の生活環境が更に向上されて、「泊村に住んで良かった」と村民が思い、誰もが将来に「安心」と「希望」を感じることができる村づくりを着々と進めてまいります。
近年、気象の変動に伴う海水温上昇は、泊村の基幹産業である漁業に大きな影響を与え、漁業不振が続き、原油価格の高騰など、漁家経営は、昨年も大変厳しい年でありました。基幹産業である水産業の低迷・不振は、村経済全体に大きな影響を及ぼします。「獲る漁業からつくり育てる漁業」への変革等を見据え、漁業者等が取り組んでいる「ホタテ養殖」や盃カブト分区を活用した「トラウトサーモン養殖」ともに、順調に推移しております。
今後、後志自動車道や北海道新幹線の延伸での交流人口の増加が見込まれる中、地場水産物を活用した特産品開発など、水産業はじめ、商工業、観光業の振興発展のため、地場特性を活かした生産・加工・販売の六次産業化、道の駅をキーワードに取り組んでまいります。
また、昨年、停止してから12年が経過しておりました泊発電所3号機の原子炉設置変更許可が決定され、再稼働に対し、地元4ヶ町村と北海道の同意がなされました。
平成23年に発生しました東日本大震災並びに福島第一原子力発電所の大災害、平成30年に発生しました北海道胆振東部地震、更には、一昨年1月1日に発生しました石川県能登半島地震での厳しい状況を教訓として、より一層の防災対策、より一層の安全対策に取り組んでまいります。
我々村議会は、村民の代表議事機関として行政の監視や政策提言を行うことはもちろん、郷土泊村に「誇りと愛着の持てる村づくり」の推進に向けて、今後更に創意工夫を重ね、慎重審議に努め、泊村の更なる振興発展を目指して、村民皆様のご期待に応えるべく、議論を尽くしてまいります。
議決権を持つ議会は、村の最終的な意思決定をする機関であり、その責任を議員一人ひとりが十分に認識し、熟慮を重ねたうえで、適切な意思決定ができるよう努めてまいります。
結びに、まだまだ不安定な社会情勢が続いている状況の中、支え合う気持ち、思いやりのある行動が大切だと思っております。村民の皆様が健康で安全に過ごされることを心からご祈念申し上げますとともに、村議会に対しまして、さらなるご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶と致します。