- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道泊村
- 広報紙名 : 広報とまり 令和7年10月号
■~毎月19日は、食育の日~
食育とは、食を通して、人が育まれることを指します。国が普及する、日本の栄養学的な教育は、世界でもトップクラスと言われており、その中でも食育の推進は、日本らしい政策です。
これは、元々日本に豊かな食文化が根付いた中で、戦争による食料不足で国民の栄養状態が著しく悪化した体験が関係しています。健全な人間の育成に、望ましい食生活が重要であることを認識する契機となり、「給食」を始め、様々な政策や教育が日本では活発に始まりました。
とっても単純ですが、3食+間食を適量バランス良く食べることで、健康の土台となる望ましい栄養状態を維持することが出来ます。
食事バランスの整え方:1日3回主食+主菜+副菜(1~2品)、1日1回もう1品
バランスの良い食べ方の習慣化は、家庭でごく普通だった日本式の食文化が土台となっていましたが、現代では共働きの増加と核家族化から、定着が難しくなっています。
個人の食習慣は、単に食べ方を学ぶだけでなく、地域の人や家族と生活する中、食に関して経験した「良い気持ち」や「人との思い出」が紐づけられることで、食の好みがありつつも、日々育まれていくものです。このため、『食育』は、生涯の健康づくりに欠かせないものとして、大変重要視されています。
泊村においても、役場や保育所・小中学校等で実施されていますが、やはり一番効果的なのは、ご家庭での取り組みです。近年、気候変動や物価高騰により、今まで当たり前にあった食品が手に入りにくくなってきました。上記の食事バランスの考え方は、健康を維持するために、食材を代替するなど、日々の食事の用意に生かすことが出来ます。また、個人の思い出の味がこれからもご家庭で新しく作られ、豊かな食文化として受け継がれていくことも大切です。
◆ちょっとしたおかず レシピ
[主菜]味付け卵
材料:
・卵 1~2個
・めんつゆ 大さじ2
1倍に薄めたもの
・ポン酢 大さじ1
作り方:
1個当たり 83kcal
塩分 0.9g
(1)ポリ袋にめんつゆとポン酢を入れる。
(2)ゆで卵を好みの茹で加減で作って皮をむいたら、(1)に入れて卵が浸かるよう空気を抜いて口を閉じ、半日~1日置く。
[副菜]まいたけのチーズ炒め
材料:
・まいたけ 1パック
・とけるスライスチーズ 1枚
・塩 ふたつまみ
・一味唐辛子ふた振り(なくても)
・にんにく 適量(なくても)
・油 小さじ1
作り方:
半量当たり 66kcal
塩 0.8g
(1)フライパンに油を熱し、にんにくとともに割いたまいたけを火が通るまで炒める。(適宜、フタをすると良い。)
(2)塩と一味唐辛子を入れて混ぜ、スライスチーズを入れて全体に絡むまで炒める
