- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道泊村
- 広報紙名 : 広報とまり 令和7年11月号
◆私の骨は大丈夫?~日本にはこんな現状があります。
・3分に1件、足の付け根(大腿骨)を骨折している人がいる。女性の骨折件数は、男性の約3.7倍発生。
・足の付け根(大腿骨)骨折の後、元通りに歩けない人は3人に1人以上いる。
・介護が必要となった女性の4人に1人は、骨折や転倒・関節疾患による、身体の障害が原因。
足腰は、丈夫でいたいけど…
◎80代女性の骨粗鬆症有病率は2人に1人!
◆骨量には、ピークがあることをご存じですか?~若年のうちから、骨量を増やす取組が大切です。
▽骨を守るための3つのポイント
・「十分な栄養(3度の食事)」
・「適度な運動(1日1回の日光浴)」
・「検査(早めの骨粗鬆症検診)」
男女ともに20歳頃が骨量のピークとなりますが、子ども~青年期までの生活習慣によっては、この骨量ピークが低くなることがあります。
※詳細は本誌P.5のグラフをご覧ください。
◆骨の健康を守るために注意すること
骨は絶えず、「壊す」と「作る」のサイクルを繰り返し、3年かかって全身の骨を入れ替えますが、骨量は上記のグラフの通り、20代前半をピークに低下します。しかし、生活習慣によっては、骨量の下がり方を小さくすることが出来ます。日頃から、カルシウムやビタミンD等の栄養摂取とともに、骨の成長を促進する十分な睡眠や適度な運動(夏季10分程度の日光浴)に取り組みましょう。将来、身体に障害を起こさず活動的な生活が続けられるよう、骨粗鬆症予防に役立つ生活習慣の実践が大切です。
国は、「人生100年」とし、骨粗鬆症検診を推進しています。泊村では、40~70歳までの5歳刻みの女性であれば、骨粗鬆症検診を無料で受けられます。対象の方には、毎年個別通知をしております。
◆骨粗鬆症予防を意識した、食生活をしよう~インスタント麺の過食やコーヒーやお酒の多飲は×!
普段から3度の食事をしっかり食べて「やせ」の状態にならないようにすることが大事です。特に骨の材料になるカルシウムは、国民1人当たり200~300mg不足しており、毎日意識して摂る必要があります。
◆骨作りにおすすめの食品様々な栄養が必要!
牛乳・乳製品、大豆製品、青菜、小魚など魚類、干し椎茸や舞茸、卵
■ちょっとしたおかずレシピ
~しめじを舞茸に変えると、ビタミンD(*カルシウムの吸収を促進する)も摂れます。
〈材料〉1人分
・固めの厚揚げ140g(手の平大)
・しめじ半パック
・マヨネーズ大さじ1
・しょうゆ小さじ1/3-1/2
・たらこ15g(片腹1本の1/2切れ)
〈作り方〉
エネルギー:315kcal
塩分:1.2g
カルシウム:343mg
(1)厚揚げは、油抜きし、厚さ1.5~2cmの厚さに切る。
(2)フライパンに薄く油(分量外)を引き、厚揚げを並べてしめじと一緒にフタをして焼く。(テフロン加工のフライパンは油不要。)厚揚げはひっくり返して両面焼く。
(3)しめじがしんなりしたら、マヨネーズとしょうゆを混ぜたものとたらこをほぐしながら入れ、全体に絡め炒める。
