その他 毛利衛さんが母校へ帰還!33年ぶりの宇宙授業を開催

日本人として初めてスペースシャトルに搭乗した宇宙飛行士で余市宇宙記念館名誉館長を務める毛利衛(もうりまもる)さんが、8月27日(水)に母校の黒川小学校で「宇宙授業2025」と題して授業を行いました。
1992年の初飛行の際、宇宙を飛行するスペースシャトルと黒川小学校を中継で結んで行われた世界初の宇宙授業以来、33年ぶりの開催。今回、授業は4年生から6年生の児童とその保護者を対象に行われ、前半は、自身が宇宙へ行った際の打ち上げの映像や国際宇宙ステーションの様子など宇宙から見た地球の姿を紹介し、児童たちは普段聞くことができない宇宙の話を真剣な表情で聞いていました。
後半は、地球を取り巻く環境問題について意見を交えながら講演をしました。その中で毛利さんは「便利さや技術は進化しているが、同時に環境も変化している」と話し、「便利な暮らしと豊かな自然のどちらを優先していくべきか」と問題提起。児童たちからは「スマホやテレビがないと災害が起きてもわからない」など、様々な意見が発表され、中には毛利さんも驚くような鋭い意見も見られました。
授業後に毛利さんは「小学生との授業では非常にエネルギーをもらえる。大人とは違う素直な意見や発想にはいつもびっくりする」とし、「宇宙授業を行った33年前には宇宙や地球という話題は日常とかけ離れた世界だったが、最近は技術の発達により身近に感じられるようになった。子ども達には色んなことを学んで地球を大切にしてほしい」と児童たちにメッセージを送りました。

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