- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道奈井江町
- 広報紙名 : 広報ないえ 令和7年6月号
町では、郵送、ファックス、メールで町長への手紙を受け付けています。
昨年度届いた手紙のうち、公表を希望された手紙の内容とその回答を公表します。
※回答に記載した日時などは、回答時のままで要点の掲載しています。
・ヒグマ駆除の報酬の件をニュース見ました。命を懸けて、猛獣のヒグマを駆除するハンターに対しての正当な報酬とは思えません。役場職員が免許とって駆除すればよいのではないでょうか。
→近年、全国的に熊の目撃情報や人的被害が増えています。
当町においてもヒグマの目撃情報は増加傾向にあり、昨年初めて市街地にて目撃と痕跡が確認されました。
その様な有事の際の連絡体制や役割、報酬等を明確化し、鳥獣被害対策実施隊として協力してもらうため猟友会と話し合いを進めており、報酬面も含め近隣の町の例を参考として業務の概要(案)を作成し提示したところであります。
当町といたしましては、町民の生命を守るために猟友会の協力は不可欠と考えておりますので条件面等について継続して協議を続けてまいります。
役場職員が狩猟免許を取得してヒグマ駆除にあたってはというご意見ですが、現在、狩猟免許を持っている職員は居ない状況であり、新規に狩猟免許を取得する場合、ヒグマを駆除するためのライフル免許を取得するためには散弾銃免許を取得した後に10年間の経験が必要となりますが、近年のヒグマ出没件数やハンターの高齢化、なり手不足を考えると職員によるハンターの養成も貴重なご意見として受け止めさせていただきます。
・道の駅の西側にある物置の土台のベニヤ板が雨風で風化し芝生の上に散乱している。強風の日には道路にも散らばっているので物置の土台を何とかしてほしい。
→ご指摘のありました道の駅の仮設店舗西側にある物置につきましては、町が施設の維持管理を委託している指定管理者が管理備品の収納等を用途として設置しております。
町担当者も現地の飛散状況を確認し、早急に飛散物の回収と飛散防止の措置を講ずるよう、指定管理者へ申し伝えました。
その後、飛散物の回収がされたことと、物置土台については、上屋物置の移動を要するため、土台の撤去は難しいですが、再度飛散することがないよう措置を講ずることを指定管理者へ確認しております。
引き続き町内外の多くの皆様が快適にご利用いただけるような施設となるよう、適正な維持管理に指定管理者とともに努めて参ります。
・週3回砂川市立病院で人工透析を受けています。私は高齢者のため車の運転を少し考えなければならず、特に冬が心配です。病院へ行くための乗り合いタクシーかタクシー代を少しでも負担してもらうことはできないでしょうか。
人工透析により、週3回町外の医療機関に通院されているということから、身体的、精神的な負担は大きく、さらに日々の体調管理にも配慮されているものと推察いたします。
→これまで、人工透析を受けている方で、自家用車や公共交通機関等を利用して通院することが難しい方につきましては、透析に加え、送迎サービスを行っている医療機関等(滝川市内)を紹介させていただいております。
現在町では、町内を運行する地域公共交通の見直しを含め、誰もが利用しやすい移動手段を提供する「多世代共生型交通システム」を構築するため、関係職員で議論を重ねているところです。しかしながら、ドライバー不足等によるタクシー台数の減少が課題となっていることもあり、現段階においては、町外の移動に際し乗り合いタクシーを利用したり、個々にタクシー代を助成することは難しいと考えております。
今後も近隣の自治体等の状況を踏まえ、地域の公共交通の在り方を検討していきますので、ご理解願いします。