くらし まだまだ活かせる 地域資源としての空き家再生(2)

▼空き家が地域で活用
札幌市在住 吉岡さん
相続した実家を空き家バンクに登録し売却することができました。
相続した家は、両親が亡くなってから、1年半近く空き家になっていました。冬は屋根からの落雪で窓ガラスが割れることが何度もあったり、夏は庭の草木を刈らなければいけなかったりと管理が大変でした。
家を売却するため、まず始めたことは家財整理です。家の中には、業者が悲鳴を上げるくらいの家財ががあり、とても苦労しました。役場に相談し、空き家家財処分費用の助成を受けることができてありがたかったです。
空き家バンクに掲載してもなかなか売れないと話す人もいて心配していましたが、登録してすぐに買い手が見つかったので良かったです。
親の残した家が民泊施設に生まれ変わり、地域で活用されとても嬉しく思います。

▼空き家を自宅兼カフェにしました
ねことらまえ陶芸Café 店主 ロクさん(通称)
千葉県に住んでいたころ、北海道で陶芸カフェをやりたいと思い、勤めていた会社を退職して、カフェ・陶芸教室・自宅を一体で構えられる拠点を探していました。はじめは新築やコンテナハウスを建てることも検討しましたが、物価高騰で費用が膨らみ断念。中古物件を購入し、リフォームする方向へ切り替えました。新築に比べ手間は3倍かかったものの費用は3分の1に抑えられました。
また、自分で壁塗りや、タイル貼り、棚作りなどをして、楽しみながら理想の店舗兼住宅を手に入れることができました。
ここでは、ひとりとの出た。役場に相談し、空き家家財処分費用の助成を受けることができてありがたかったです。空き家バンクに掲載してもなかなか売れないと話す人もいて心配していましたが、登録してすぐに買い手が見つかったので良かったです。親の残した家が民泊施設に生まれ変わり、地域で活用されとても嬉しく思います。会いからご縁が広がっています。近所の方に紹介された高校生ながらに農業もしている中仙道怜(れん)さんの畑では野菜を収穫させてもらいカフェで提供しています。他にも、近隣農家さんの農作物を使わせていただいたり、教えてもらった湧き水でコーヒーを提供したりと、地域の皆さんと温かな交流が生まれました。
こうした経験から、人とのつながりやコミュニケーションの大切さを再認識しました。サラリーマン時代は会社以外の人と接する機会が少なかったため、この地域で広がるさまざまな交流に大きな価値を感じています。

▼空き家バンクのしくみ

〇登録から契約まで
(1)問い合わせ(電話・メールなど)
(2)申請書類提出(写真撮影や、間取り図の作成などお手伝いします)
(3)空き家バンク登録(町と、道のバンクにも登録されます)
(4)購入希望者から問い合わせ、内見
(5)交渉・契約

〇助成制度
(空き家所有者支援制度)
空き家利活用制度
(1)空き家家財等処分助成
(町内業者利用で処分に要した費用)最大10万円
(2)空き家リフォーム助成
(町内事業者利用でリフォーム工事費用)最大20万円
(3)空き家解体工事費助成
(町内事業者で解体した費用)最大30万円

▼空き家QandA
〇売却・賃貸できるかな?
町では買主・借主を探すお手伝いをしています。空き家バンク制度もその一つです。まずは栗山町役場へお問い合わせください。
〇空き家になってしまったら?
人が住まなくなった家は、換気がされない、冬季は暖房が入らないことで水道管の凍結や屋根の雪による躯体の損傷など、建物の老朽化の進行が早まります。資産価値が下がらない内に、『売却』『賃貸』など、早めに活用しましょう。
〇町がなんとかしてくれる?
町が、空き家の管理をしたり、寄附の受け入れをすることは、ほとんどありません。
住宅の活用や解体の支援制度がありますので活用ください。

▼まずはご相談を!
私が受けている空き家相談の中で、「古い家だから解体しようと思っていた」と言う方が比較的多い印象を受けます。しかし、解体する前に、建物の活用を検討してほしいという思いがあります。更地よりも建物付きの土地のほうが買い手が付きやすいという傾向にありますし、解体せずに売却できれば、解体費用もかかりません。建物付きで売りに出してみて、売れなければ解体するといったように、段階を踏むことをおすすめしています。
また、栗山町の中古物件は、需要があると感じています。本特集で取り上げた事例のほか、空き家を活用して新しい店舗をオープンした例も増えています。
町内の空き家が活用されれば、所有者、買主、近隣住民、そして栗山町全体にメリットが生まれ、明るい未来を創造することができるのではないかと考えています。
「私が一緒にお手伝いします!」
栗山町空き家アドバイザー 宅地建物取引士 森大起(ひろおき)

問い合わせ:定住推進課
【電話】73-7521
【E-mail】[email protected]