文化 未来に残し伝える、町の文化財 「栗山町指定文化財」

◆2年ぶり新たに2件決定!
・水難溺死者供養之碑(方田寺所蔵)
・雪薄紋蒔絵長持(泉記念館所蔵)

令和7年1月29日付で新たに2件の文化財が栗山町指定文化財に指定されました。
文化財の指定は、令和5年1月以来2年ぶりで、今回の指定によって全14件の登録となりました。
町指定文化財は、栗山町文化財保護条例(平成16年4月1日施行)に基づき、「町にとって歴史上又は学術上(芸術上、鑑賞上)価値の高いもの」のうち、「町にとって特に重要と認めるもの」として保護するものです。

◆NEW 文化財バスツアー
新しく町指定文化財に指定された「水難溺死者供養之碑(すいなんできししゃくようのひ)」と「雪薄紋蒔絵長持(ゆきすすきもんまきえながもち)」、これから文化財への指定が期待される候補文化財を巡るバスツアーです。
日時:3月23日(日) 14時~16時
集合場所:JR栗山駅前
参加費:500円
定員:40人(先着順)
講師:栗山町文化財保護委員会 青木隆夫委員長
申込期限:3月18日(火)

・水難溺死者供養之碑
明治31(1898)年9月、大雨によって増水した夕張川の流域を襲った大洪水は、栗山町内だけで40人以上、夕張川流域一帯で80人を越える犠牲者を出す大災害となった。
当時の角田村有力者は村内から篤志を集め、災害の翌年となる明治32(1899)年、方田寺境内に「水難溺死者供養之碑」を建立した。
本石碑は、現在に至るまで栗山町で発生した前例のない大規模自然災害の悲惨さを語り伝えていくものとして、また、自然災害への防災意識を高めるモニュメントとして、歴史を伝え治水対策などの教訓を風化させないための意義は大きく、道内でも数少ない「自然災害伝承碑」になっている。

・雪薄紋蒔絵長持
明確に記された史料はないものの泉麟太郎の角田村(栗山町)移住までの経歴を総合的に判断すると、制作された年代は江戸時代まで遡(さかのぼ)る可能性は大きく、保存状態の良さや丁寧な蒔絵(まきえ)、家紋と唐草紋が施された彫金は美術工芸品としても高く評価できるものである。
また描かれている「雪薄紋」は、伊達家との結びつきを示すものであり、泉麟太郎と石川家、伊達家とのつながりを窺(うかが)い知ることができる史料でもある。
そして何より、栗山町と宮城県角田市との結びつきの強さを時間や距離を越えて示す象徴的な史料として、価値は大なるものである。

申込先・お問い合わせ:社会教育課
【電話】72-1117