- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道浦臼町
- 広報紙名 : 広報うらうす 令和7年11月号(No.734)
■総務産業常任委員会報告
◆高齢者福祉について
調査日:7月28日
○概要
高齢者福祉に関する次の5項目について、また、社会福祉法人揺籃会ゆうあいの郷が受託しているうらうすデイサービスセンターにおもむき、現状と課題について調査を行った。
(1)高齢者人口について
老年人口(65歳以上)は高齢化率、後期高齢化率ともに北海道や全国より高く、令和6年1月1日現在の高齢化率は45.9%、後期高齢化率は26.3%となっている。
(2)要支援、介護認定状況について
令和6年度末の介護保険認定者数は、第1号被保険者726人中149人、20.5%となっている。
(3)デイサービス、ショートステイ
令和6年は広域連合内他市町の利用者が増加したことで1日当たり7.9人となり、浦臼町 民が7割、他市町が3割となった。なお、浦臼町民が希望した場合に利用ができるように事業 所には依頼をしている。
(4)生活支援事業について
生活支援事業のメニューについては、配食、除雪、安否確認、緊急通報装置となっている。
(5)一般介護予防事業について
貯筋教室、リハビリ専門職の個別相談、生き生きの会、介護予防の日を実施している。
(6)うらうすデイサービスセンター視察
・介護職員の状況
介護職員は全く足りていないため、職員間でやりくりをして対応している。
令和6年10月にインドネシアから6人が来られ就労している。
・監視カメラ等の状況について
防犯カメラは6台を設置し、主に館内を撮影している。
見守りシステムは55室全室にカメラ及びベッドにセンサーが設置され、事務所にあるモニ ターでリアルタイムに入所者の状況を把握でき職員の負担軽減になっている。導入費用については補助金1966万円、自己資金1480万円で導入された。
・グループホームの今後について
グループホームは要支援2から要介護5まで受け入れができる。特養は要介護3以上という 制約があり、要介護1・2の受け皿として良い施設であるが、職員が足りないため休止している。
再開には11人の職員が必要となり、現在は再開の目途が立っていない。
○考察
・現在、緊急通報装置が使えるのは固定電話のみ。携帯電話しか通信手段がない世帯も増えているので、対応できるように検討されたい。
・ゆうあいの郷の労働力不足は大きな問題であるが、サ-ビスの低下を招かぬよう適切に指導していただきたい。
・ゆうあいの郷の労働力確保について協力を求められた場合、町として適切に協議、支援が必要と考える。
・介護職員が不足している状況にあって見守りシステムは、入居者と職員の負担軽減にとって良い取り組みであると思われる。運用には入居者へのプライバシーの配慮と職員のモラル向上が必要と考える。
■議会の流れ
○議会運営委員会
8月26日
・令和7年第3回定例会の運営について
○全員協議会
9月3日
・令和7年第3回定例会について
・補正予算について
・特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について
・月形浦臼線及び浦臼砂川線のダイヤ等の変更について
○議会広報特別委員会
10月14日
・議会だより第192号の編集
■議会で参加した研修会
○議会広報研修会(8月19日 札幌市)
・講演 議会の「見える化」and住民との「信頼築く」議会広報の基本と編集
・広報クリニック
講師 議会広報サポーター 芳野 政明氏
■寄付行為について
議会議員は、選挙区内で金銭や品物を贈ることは特定の場合を除いて法律で禁止されています。
また、有権者が求めてもいけません。
ご理解とご協力をお願いいたします。
■編集後記
物価高騰が続く中、収穫の秋を迎える時期となりました。米の価格は昨年を上回り、店頭では5kgで税込4千円台後半になっています。生産者として価格の上昇はうれしいことですが、この先需要減少や輸入拡大、または供給過剰による価格の暴落などの懸念は拭えません。生産者、消費者ともに納得できる価格形成が望まれるところです。
今年、地域おこし協力隊がそれぞれキッチンカーとカフェをオープンしました。浦臼の特産品を活かした商品企画や新たな浦臼の魅力を発信する場として大いに期待しています。当面は協力隊との二刀流だそうですが頑張ってほしいです。微力ですが応援していきたいと思います。(髙田)
