健康 健康ワンポイント「近年増加している女性のがんを予防しよう」

女性のがんには、乳がん、子宮がん、卵巣がんなどがあり、特に働き盛りの年代や子育て世代で発症する方が多く、近年増加傾向にあります。

■乳がん
女性に一番多いがんで、30代から急増し、40代後半から50代の発症と死亡が最も多く、年々増加しています。乳がんは、乳房に固いしこりをつくることがあり、自己検診で見つけ、受診につながる場合も多いため、日頃のセルフチェックも大切です。

■子宮がん
○頸部がん
子宮の入り口にできるがんで、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発症し、近年20代後半から30代での発症と死亡が増えています。
初期にはほとんど症状がなく、検診で早期発見すれば完治する可能性が高いがんです。2年に1回の検診でがんになる前の細胞(異形成)を発見し、早期に治療することが大切です。

○体がん
40代から60代(閉経前後)に多く、近年増加傾向にあります。初期から不正出血やおりものが出現する場合が多く、早期の受診で完治する可能性が高いです。

■卵巣がん
40代から60代に多いですが、どの年代でも見られます。自覚症状がなく、早期発見が難しいため、子宮がん検診の際、卵巣のエコー(超音波)検査も併せて受けることで早期発見が可能です。

■予防と早期発見
○がん予防のための5つの健康習慣(女性のがんに限らず、全てのがん共通)
1 禁煙する。
2 節酒する。
3 食生活を見直す(減塩、野菜と果物を食べ、熱い物は冷ましてから)。
4 身体を動かす。
5 適正体重を維持する。

○予防接種
子宮頸がんの予防には、HPVワクチンが有効です。町では、定期接種(小学6年生~高校1年生)とキャッチアップ接種の助成を行っています。詳細は、町HPをご覧ください。

○定期的に検診を受診する。
町では検診費用を2年に1回助成しています。本年度の受診をご検討中の方は、バス送迎付き健診(11/25)と個別健診があります。ぜひ、ゆめりあへお申し込みください。

担当:保健福祉課