くらし 日々勉強日々感謝 令和8年の新春を迎えて 当麻町長 村椿哲朗(2)

近年、当麻町でも「これまでの常識が通用しない」レベルの暑さや、局所的ゲリラ豪雨が現実のものとなっており、公共施設・指定避難所のエアコン整備は具体的な備えの一つです。「外は蒸し風呂のようでも、ここに来れば涼しい」「万一の時、涼しく安心して避難できる場所がある」。声をいただくたびに、先行的に整備を進めてきた意義を強く感じます。
上川地域で大規模停電が発生した際には、不安の声が寄せられました。町公式LINE、防災行政告知放送、ホームページ、各種SNS、場合によっては、広報車など複数の手段を駆使し、災害対応の強化と情報発信に取り組んでまいります。
当麻消防団が創立以来初となる北海道消防操法訓練大会・小型ポンプ操法での準優勝を果たす快挙。1年半の厳しい訓練と仲間の絆が生んだ誇り高い成果、郷土を誇り守る熱い当麻愛に、最敬礼。水槽付きポンプ自動車「天山」更新導入。
停電や自然災害への備え。エネコープとの連携協定を通じて、重要な生活インフラ施設である浄水場、指定避難所など、命と健康を守る施設の自家消費エネルギー創出確保の取り組みを進めていきます。

「年齢を重ねることは衰えることではなく成長である」当麻コールデイジー創立50周年を迎えた指揮者の言葉。「奇跡の合唱団」と呼ばれる歌声が、記念コンサートの会場に響きました。
蟠龍まつり、生涯学習フェスティバル、オドリバ、各地域の行事──。子どもから大人までが、それぞれの立場で役割を担い、「当麻愛」にあふれるイベントが今年も数多く開催されました。
宇園別地区からの出征者の思いと共に帰郷。痛みの激しい日章旗が戦争終結から80年の時を経て、「二度と戦争をしてはいけない」私たちに語りかけている思いでした。

交通の面では、AIオンデマンド交通(予約制乗り合いバス)「のるーと当麻」の実証運行がスタートしました。LINEや電話で予約をすると、自宅まで車が迎えに来ます。高齢化・人口減少が進む中で、「車がなくても暮らし続けられるまち」をどう実現するかという問いに対する、当麻町の重要な挑戦です。
「選ばれる町」。当麻町の個人ふるさと納税額は、上川管内23市町村の中で常に上位。企業版ふるさと納税の獲得にも力を入れています。「食育・木育・花育」のまちづくりに全国から温かな応援が寄せられています。SNSを活用した情報発信、都市圏イベントでのPRなど〝当麻町応援団〟の輪をさらに広げてまいります。
日本銀行広報誌「にちぎん」2024年冬号、「主要産業の林業や農業を基盤とし、前例のない取り組みを柔軟に推し進めていく。北海道の当麻町は前向きな姿勢を維持しながら、今、多くの人や企業を惹きつけている」全7ページにも及ぶ特集誌面。大変光栄な評価をいただき、全国の金融・投資機関、自治体などの関係者に広く紹介されました。
循環型社会の最前線で活躍するJEPLAN岩元美智彦会長を招き、中学生、一般向けの講演を開催。ペットボトルや衣類を原料に再び服を生み出す世界初のケミカルリサイクル技術の革新性と広がる可能性に、子どもたちは目を輝かせました。当麻町では令和8年度より「多様性を尊重した未来へつなぐ循環型制服」へと刷新します。
専門知見を有する複数の企業人材が、地域活性化起業人として着任。DX推進、空き家利活用、交流・関係人口の創出、観光施設の魅力向上など、町職員や関係団体と協働する官民連携の新たな推進力が生まれました。今後の展開が期待されます。
維持管理コスト削減、省エネ、カーボンニュートラルの実現へ。当麻町では国・道の支援事業を積極活用し、公共施設LED設備整備を年次計画で継続実施していきます。

令和8年も、基幹産業である農業・林業を軸に、デジタルや新しい交通、教育・福祉・文化・防災減災力を向上させ、先人へ、先輩皆さんへ恥じない、子どもたちに胸を張って手渡せる当麻町づくりを目指してまいります。
本年が、町民皆さんにとりまして、健康で、穏やかで、笑顔あふれる一年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年を迎えての所信、ごあいさつといたします。