- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道比布町
- 広報紙名 : 広報ぴっぷ 2025年5月号(800号)
■ページをめくると、町の思い出が広がっていた。
創刊から75年。「比布時報」「時報ぴっぷ」「広報ぴっぷ」と形を変えながら発行を続けてきた、町の広報紙。まちの「今」を届け続けたその歴史を、振り返ります。
◇通算800号を迎えて
「広報ぴっぷ」は、昭和24年6月1日に創刊し、今月号で通算800号を迎えました。
町民の皆さんに支えていただきながら、こうして記念号を迎えることができましたこと、心から感謝申し上げます。
本紙はこれまで、町政や暮らしに関わる情報、行事やイベントの告知などを、正確かつ分かりやすくお伝えするための手段として、発行してきました。
一方で、インターネットやSNSの普及により、パソコンやスマートフォンを通じて素早く情報が手に入る時代になりました。
それでもなお、毎月届く紙の広報紙を必要としている方は、多くいらっしゃいます。
今後も「広報ぴっぷ」は、大切な情報を届けてまいります。
◇さまざまな変化をしてきました
「比布時報」という名称で創刊された広報紙は、75年の歴史の中で、読者に親しまれるよう、さまざまな変化をしてきました。
180号(昭和46年4月発行)で名称を「時報ぴっぷ」に変更し、367号(昭和43年1月1日)で現在の「広報ぴっぷ」へと改称されました。
当初は公民館が発行元となっており、役場が発行するようになったのは23号(昭和26年4月発行)から。有線放送の発足により専任の担当者が不足したため、発行が途絶える時期もありましたが、235号(昭和53年4月発行)からは毎月の定期発行になりました。
町が発展していくにつれ、お知らせする情報の量も増えたことから、379号(平成2年4月発行)からは2色刷りを導入し、見出しやポイントに色を使うことで、より読みやすい紙面になりました。
また、初めてカラー印刷の表紙が登場したのは213号(昭和50年1月発行)。以降、新年号のカラー表紙が恒例となりました。
◇「いつでも、どこでも」読めます
皆さんのお手元に毎月届く「広報ぴっぷ」は、図書館などで手に取ってご覧いただけるほか、パソコンやスマートフォンを通じて、デジタル版としてもご覧いただけます。
町では、LINE、フェイスブック、Xなどの公式SNSを通じて、広報紙や町からのお知らせを日々配信しています。
お手持ちのスマートフォンやタブレットから、場所を問わず気軽に読むことができる、デジタル版もおすすめです。
移動中や外出先でも必要な情報をすぐに確認できることで、「いつでも、どこでも」読める広報紙となっています。
◇皆さんとつくる
大切な広報紙
過去の広報紙をめくってみると、その時々の町の動きが見え、写真からは当時の空気や音まで感じられるような気がします。
そして、いつの時代も人気なのは、町民の皆さんが登場するコーナー。皆さんの生き生きとした表情や思いを、熱量を保ったまま読者に伝えるため、一言一句悩みながら記事を書き、試行錯誤を重ねながら発行しています。
だからこそ、「今月も読んだよ!」「広報で知りました」と声を掛けていただけることが、何よりの原動力です。
読んでくださる皆さんが居て、取材に協力してくださる皆さんが居てこそ、広報紙は続けてこられました。
「この町に住んで良かった」と皆さんに思っていただけるよう、これからも町の魅力を写真と文字に込めて、お届けします。