健康 健康メモ 帯状疱疹(たいじょうほうしん)ワクチンが始まります

【帯状疱疹を発症する仕組みと症状】
帯状疱疹は主に、子どもの頃に感染した『みずぼうそう(水痘)』のウイルスが、体の中に潜伏し、数十年経って加齢やストレスによって免疫力が低下したことで、ウイルスが再び活性化し発症します。
体内に潜んでいたウイルスが神経を攻撃することで、体の左右どちらかに神経痛や発疹が帯状に現れることが特徴です。主に腕・胸・背中にみられることが多く、頭痛や発熱が出現することもあります。

・帯状疱疹って他人にうつる?
・『帯状疱疹』としてうつることはありません。
過去に水ぼうそうにかかったことのない人にはうつる可能性があり、その場合は『水ぼうそう』を発症します。


※発疹や水ぶくれ等の症状は2~3週間で回復しますが、その後もズキンズキンとした痛みが長期的に続くことがあります。
(頻度や痛み、期間には個人差があります。)

【神経痛が発症のサイン!】
ウイルスの増殖や痛みを抑えるため、できるだけ早期に抗ウイルス薬での治療が必要になります。
発症前には軽い神経痛が起こるため、原因のはっきりしない痛みや違和感など、少しでも気になる症状がある場合は、かかりつけ医や近くの内科で早めに相談をしましょう。赤い発疹や水ぶくれがある場合は、皮膚科を受診しましょう。

【発症予防のための取り組み】
帯状疱疹は70歳代をピークとして高齢者に多いものの、最近では20~40歳代でも増えており、どの年代においても注意が必要です。

(1)免疫力の低下を防ぐ
毎日の生活で免疫力を保つことができます。

(2)帯状疱疹ワクチンの接種を受ける
定期接種の対象者は毎年異なります!
接種の機会を逃さないようご注意ください!
令和7年度は65、70、75、80、85、90、95、100歳以上の方が定期接種の対象者※で、町が接種費用の一部を助成します。町立診療所で接種することができます。

※定期接種の対象者には個別に通知しています。

ご相談、お問合せ:保健福祉センター
【電話】32-2000

保健師:塚崎優希