子育て 今、幼稚園、学校では

肌寒い日が訪れ、まもなく雪の季節になっていきますが、各幼小中学校では遠足や学芸会、学習発表会、学校祭などの集団的・文化的行事が行われました。仲間同士でコミュニケ―ションを取り合って、信頼し合い、時にはぶつかりながら深い絆で結ばれることとなりました。

■子どもたちの成長ポイント
〔小平小学校〕~来月は鬼鹿小学校を予定しています~
『69名 気持ちを一つに創り上げた学習発表会!』

10月12日に開催しました本年度の学習発表会。保護者の皆さんをはじめ、おじいちゃん、おばあちゃん、ご来賓の皆様など、多くの方々にご観覧いただき、ありがとうございました。全校児童69名一人一人が目標を掲げ、最高の舞台にしようと練習に励んできた子どもたち。日々の学習で身に付けた力の上に、練習を重ねて臨んだ当日の舞台。一人一人がとても生き生きとした顔で演技や演奏に取り組む姿、それぞれの役割を果たしている姿に、子どもたちの成長を感じたところです。劇でのセリフの言い方や動き、音楽の声やリズムを合わせた合唱・楽器の弾き方、ダンスでの周りの動きに合わせた踊り方。このような外面の成長もあれば、発表会の成功という目標に向かって進む「あきらめない・助け合う・励まし合う」など、内面的な成長も学習発表会の大きな目的の一つです。学校教育における子どもの指導に当たっては「教えること」「育てること」が教育であり、これが大切なことは言うまでもありませんが、子どもたちの〝育つ力〟も必要であると考えています。本校の子どもたちがもっている、身に付けてきた『育つ力』をいっそう伸ばし、また一歩高めていくことができるよう、今後とも教職員全員で取り組んで参りたいと考えています。当日の演目を紹介します。1年生の劇では、誰もが聞いたことがある「大きなかぶ」を演じました。物語には、出てこない土の精霊、水の精霊、光の精霊も登場し、全員が協力して最後はかぶを抜くことができました。2年生の音楽劇「はらぺこあおむし」は大きな歌声でいろいろな曲を歌い上げました。また、それぞれの得意技、縄跳び・マット運動・フラフープ・一輪車・ダンスを披露し、会場を盛り上げました。3年生はSDGsの取組について発表しました。ユニクロの社員を迎えて学習したことをもとに、難民キャンプに着なくなった服を贈るプロジェクトを立ち上げ、その取組の様子についても発表しました。最後は、SDGsのテーマソングに合わせて踊りました。4年生の落語「ぞろぞろ」では、江戸時代の落語を現代風にアレンジし、子どもたちが、噺家になりきり、最後のおちまで見事に演じきることができました。5年生の「よさこいソーラン」は、小平町ならではの太鼓の演奏から始まり、ステージいっぱいに使い、躍動感あるよさこいソーランを踊りました。アンコールもかかり、2回披露し、観客を盛り上げました。6年生の劇「助個優気(たこやき)物語」は、全て子どもたちが脚本を作り、将来の夢について演じました。3つの夢の世界が舞台となり、時折、笑いを交えて、小学生最後の演目を見事演じることができました。音楽は、1・2年、3・4年、5・6年で2学年ずつで歌、リコーダー、器楽合奏を披露しました。それぞれの学年に応じた内容で、5・6年生の合奏「ルパン三世」は圧巻でした。太鼓の指導、大漁旗の借用、服の寄付、保護者、地域の皆様にもご協力いただきました。本当にありがとうございました。

■教育委員会より
▼お知らせ
鬼鹿幼稚園についてですが、次年度以降、園児数の増加が見込めないため、令和8年3月いっぱいで閉園とさせていただきます。鬼鹿幼稚園の園児たちは4月より小平幼稚園に通うことになります。長い間、園児を見守ってくださいました地域の皆様に心より感謝を申し上げます。