- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道天塩町
- 広報紙名 : 広報てしお 2025年6月号
●道の駅にデジタルサイネージ
令和5年に解散をした天塩町女性ドライーバの会は47年間にわたり、街頭での交通安全啓発活動、パトライト運動、バイクの日(8月19日)のライダーへのシジミ汁提供など町民や来訪者への交通安全に尽力されました。解散後、同会より町へデジタル・サイネージ(電子媒体表示板)が寄贈されました。道の駅てしおを所管する町企画商工課は、これをインフォメーション窓口前に設置し、交通安全を呼びかけるための啓発画像や町の紹介画像を表示しています。
●はまなす学園大学入学式
4月18日、町の高齢者大学「はまなす学園大学」の入学式・始業式が町社会福祉会館で行われました。新たに2名の入学生を迎え、総勢30名で新年度をスタートしました。
はまなす学園大学は昭和53年5月に開校し、教養を深め生きがいを創出する学びの場として今年度で48年を迎えます。学長の西村聡教育長は「多くの素敵な仲間との出会いを大切にし、素晴らしい学生生活を送っていただくことを願います」と式辞を述べ、新入生代表の三國秀美さんは「互いに尊重し合い、助け合って学びを深めていきたいと思います」と誓いの言葉を述べました。
●消防車などが防火パレード
4月20日から30日までの11日間、春の全道火災予防運動が実施されました。この運動は、空気の乾燥や強風等により火災が発生しやすい時季を迎えるにあたり、道民の火災予防意識を高めることを目的に、毎年実施されているものです。
4月21日には天塩市街地で車両パレードが実施され、消防広報車を先頭に、消防車やパトカー、危険物安全協会のタンクローリー車などが隊列を組み、約1時間かけて町内を回り防火を呼びかけました。
●レスリング少年団 北日本大会出場
4月26日・27日に秋田県秋田市で開催された「第41回北日本少年少女レスリング選手権大会」に、天塩ちびっ子レスリング少年団の団員9名が出場しました。4月21日、団員一同が吉田町長へ出場報告に訪れ、主将の髙田龍汰さんは「団員一人ひとりが力を尽くし、1つでも多くメダルを獲りたい」と意気込みを語りました。
※詳しくは本紙をご覧ください。
●長能さんが北海道指導林家に認定
5月1日、北海道指導林家認定証伝達式が役場庁舎で行われました。このたび振老の長能光博さんが新たに認定され、留萌振興局森林室の大谷文弘室長より認定証が伝達されました。
指導林家とは、模範的な施業技術を有し、地域の模範となる山づくりを実践している森林所有者を、地元市町村長の推薦を受けて北海道が認定するもので、留萌管内では長能さんを含め13人が認定されています。長能さんは所有林の枝打ちやつる打ちを自ら行い、平成27年度まで47年間続いた振老林業グループの会長を歴任、また留萌北部森林組合の推薦委員を2期歴任するなど、地域林業の振興・発展に大きく寄与されています。
●地方創生支援官が来町
石破内閣の施策として本年度「地方創生伴走支援制度」が創設され国の中央官庁職員が1年間、小規模自治体に寄り添い地域課題解決を支援します。5月1日、支援官として任命された出口岳人氏(内閣府外局カジノ管理委員会事務局)、河津豪氏(農林水産省大臣官房デジタル戦略グループ)、新濱瑞紀氏(財務省理財局)の3名が来町し、地方行政関係者との意見交換と交流、町内各所を訪れ、1次産業者や移住者等とヒアリングを行いました。今後、町の課題を整理し、定期的なオンライン会議、来訪により課題解決に向けた取り組みを支援します。同取組みは全国60市町村、道内では本町以外に5町(森町、余市町、美瑛町、むかわ町、鶴居村)が採択・対象となっています。
●民安ダムでサクラの植樹会
5月10日、民安ダム「サクラの森づくり」の会(谷村敏彦会長)と町の共催による植樹会が開催されました。天塩中学校1年生をはじめ、留萌振興局、北海道開発局、留萌北部森林管理署など関係機関の職員や、例年地域貢献として参加している(株)石山組、(株)瀬越組、(株)堀口組、菊地建設(株)、(有)横溝重機産業の従業員など合わせて約100名が民安ダムに集まり、エゾヤマザクラの苗木を植えました。この日は過去に植樹したサクラがちょうど見ごろを迎え、参加者の目を楽しませていました。
●天塩高校で経産省職員が出前授業
天塩高校では、昨年度より道教委の地学協働事業「北海道MA+CHプロジェクト」の指定を受け、地域の課題解決や活性化をテーマに「総合的な探究の時間」の授業を行っており、今回は経済産業省北海道経済産業局の田中康弘課長補佐が講師となり、出前授業を行いました。4月23日には2年生(30名)、5月15日には1年生(15名)が、地域のデータから「問い」と「仮説」を立てて思考すること、データの分析に用いるRESAS(地域情報経済システム)の使い方等について学びました。今後、同授業枠で筑波大学、麗澤大学の学生らによるオンライン授業やワークショップを経て、具体的な政策アイデアにまとめて、町民の皆様向けに発表します。