くらし 〔特集〕これからの季節は暴風雪に注意 ~自らの命を守るために~

冬期間は、積雪寒冷地特有の自然災害や交通事故が発生しやすい危険な季節です。
特に暴風雪は、停電やホワイトアウトなどを引き起こす恐れがありますので、ポータブルストーブなどの暖房器具や防寒具、冬道運転のための必需品を備えておきましょう。また、暴風雪時には、気象情報に注意してなるべく外出を控えましょう。

◆冬季の災害に備えましょう
冬季の災害は、夏季と違い「寒さ対策」を行わなければ命に関わります。
主に暴風雪や地震に伴う停電・断水が考えられますので、下記の備蓄品リストを参考に日ごろから準備しておきましょう。

◇備蓄品リスト(例)
・保温・防寒グッズ
毛布、寝袋(冬用)、カイロ、下着(保温効果のあるもの)、防寒着(ダウン、フリース、手袋、帽子、靴下、ネックウォーマーなど)、ポータブルストーブ(小まめに換気を)

・食料類とお湯の確保
非常食(レトルト食品、缶詰、フリーズドライ、即席スープなど)、保存水(1人当たり3リットルを3日分)、カセットコンロ、ボンベ、食器代用品(紙コップ、紙皿、割り箸)

・停電・断水対策
ランタン、懐中電灯、モバイルバッテリー、乾電池、ラジオ、携帯トイレ

・その他ご家庭の事情に合わせて
乳幼児~ミルク・離乳食の保温、おしりふき(温め器含む)、着替え
ペット~保温マット、ブランケット、非常食、キャリーケース

◆冬道の交通事故に注意
冬の運転は、路面凍結によるスリップや吹雪による視界不良などの危険があります。
また、道路脇の雪山の影から突然車や歩行者が出てくることもあるので、「見えないは危ない」を念頭に徐行などの安全確認の徹底が必要です。

◇事故に遭わないために
〔歩行者の雪道での事故〕
・路面が非常に滑りやすくなっており、安全確認も含め、ゆっくりと歩いて横断する
・見通しの悪い交差点では特に注意して歩行する

〔車での交通事故〕
・黒っぽく見える路面の「ブラックアイスバーン」に注意する
・急ブレーキや急ハンドル、急加速はしない
・緩い坂道も油断しないで、カーブ手前で減速する
・余裕のある運行計画で早めの出発を心掛ける
・夏場の2倍程度の車間距離を空け、スピードを控える

〔吹雪で動けなくなったら〕
雪でマフラーが埋まると、排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒になる危険性があるため、原則としてエンジンを停止し、消防や警察に救助を求める。また、ハザードランプを点滅させるなど、後続車からの追突に注意する

〔冬道運転の必需品(例)〕
防寒着、長靴、手袋、スコップ、けん引ロープなど

◇「不要不急」の外出を避けましょう
悪天候が予想されているときは、無理をせずに外出を避けることが重要です。
運転していて暴風雪に遭遇した場合は、コンビニエンスストアなど安全な場所で天気の回復を待ちましょう。
今の天気が良くても油断することなく、最新の気象情報や道路情報などを事前に十分確認しましょう。下記QR(本紙参照)をスマートフォンなどから読み取り、防災情報を入手することができます。
・気象情報…気象庁
・道路の情報総合案内…北の道ナビ
・通行止め情報…道路情報提供システム
・防災情報…北海道防災ポータル

気象台から「数年に一度の猛吹雪」「外出は控えてください」のキーワードを使った情報が発表されたら、厳重な警戒をしましょう

問合せ:総務課防災危機管理係
【電話】47-2112(役場2階 窓口10番)