健康 【健康情報】朝、「ぐっすり眠れた」と感じていますか?

睡眠は最も重要な休養行動で、一般的に睡眠時間がしっかりとれ、途中で目覚めずぐっすり眠れている状態のことを「良い睡眠」といいます。良い睡眠がとれない状態が続くと、肥満、高血圧、2型糖尿病、心疾患、脳血管障害、うつ病などの発症のリスクの上昇や症状の悪化につながります。また、日中の居眠りや勉強・運動に集中できない要因にもなります。そのため、日常的に量・質ともに十分な睡眠を確保し、心身の健康の保持と生活の質を高めることが大切です。

◆音更町の睡眠時間に関する状況
睡眠時間が十分確保できている人の割合

出典:令和4年度音更町健康づくりアンケ―ト

一般的には、必要な睡眠時間は6時間以上が目安とされていますが、音更町の健康づくりアンケートでは、必要な睡眠時間(量)を取れていない人が約半数近くいる結果でした。

◆睡眠の質とは
睡眠の質は自分では判断しにくいものですが、朝目覚めた時の「ぐっすり眠れた」「すっきり目覚めた」と感じるような、睡眠で十分に休養が取れているという感覚(睡眠休養感)が大切です。昼間に強い眠気を感じないこと、睡眠中に何度も目覚めないことも質の目安となります。

◆良い睡眠のために~年代ごとの推奨事項~
必要な睡眠時間には個人差があり、年代によっても変化します。健康状態や身体機能、生活環境を踏まえ、できることから取り組みましょう。年代別に良質な睡眠をとるための情報について、詳しくは、次の二次元コードからご確認ください。
※二次元コードは本紙をご覧ください。

出典:健康づくりのための睡眠ガイド2023

このほかに、1~2歳児は11~14時間、3~5歳児は10~13時間が推奨されています。

◆良い睡眠のために~生活習慣~
(1)生活リズムと眠る環境を整えよう
・日中に日光を浴び、夜間は照明を暗くする
・就寝1~2時間前に入浴する
・寝室の室温を適切に保つ、静かな環境にする

(2)運動や食事を大切に
・適度な運動習慣を身に付ける
・朝食をしっかり取り、寝る前の夜食や間食を控える
・食事時間や就寝時間を決め、規則正しい生活を送る
・就寝前1時間はリラックスする時間を確保する

(3)嗜好品は注意
・カフェイン量の目安はドリップコーヒーカップで2杯分とし、夕方以降は控える
・アルコール量は控えて、寝酒をしない
※生活習慣を改善しても、睡眠休養感が高まらない場合は、睡眠障害やうつ病が隠れている可能性があるため、医師に相談しましょう。

問合先:保健センター内健康推進課
【電話】42-2712【FAX】42-2713