文化 新得に根を張り、生きる人たち ふるさとの顔 No.438

大崎 祐美子(おおさき ゆみこ)さん(68歳)

「今まで学んできたことは、出会った人に影響されて成長してきた」と話すのは、町内で芸術活動をされている大崎祐美子さん。
昭和32年に厚岸町で生まれ幼少期を過ごし、音更町へ転居。その後、短大進学を機に上京。卒業後、帰郷し帯広市内のお花屋さんへ就職。夫である大崎和男さんと出会い、平成5年に新得町へ転居。
現在は、写真や生け花、絵画などの芸術活動をしており、写真個展の開催や、各式典の壇上花を担当したりと様々な場面で活躍されている。
今年開催された第72回写真道展にて「第72回写真道展会友賞」を受賞された大崎さん。高校生の頃からカメラで撮影をするのが好きで、「フィルムカメラを父に借りて一人で列車旅を楽しみながら、写真を撮っていた」と話す。今でも旅先でカメラを構え、よりよい写真表現のために撮り続けている。
生け花は、帯広の先生との出会いが習い始めるきっかけだった。「生け花がとても盛んな時代で、いろんな生け花アートを鑑賞することができた。刺激を受けながら楽しく学び、国家資格であるフラワー技能士一級を取得しました。就職後は資格を活かしながら、お花屋さんで働くことができました」と当時のことを話す。
絵画は、和男さんが帯広で絵画教室の講師をしていたことがきっかけで始め、「今は絵画サークル美感星の方と一緒に絵画を続けています」と話す。
普段は、月に3回ほど芽室町へドイツ語教室に通ったり、自宅でビーズクラフトや読書をして過ごしている他、ノルディックウォーキングや絵画サークルにも所属しており、活躍の場は多岐にわたる。「これからも人との出会いを大切にして、いろんなことに挑戦していきたい」と笑顔で話していた。

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公民館ふれあいロビー展
大崎祐美子「LICHT」写真展
期間:6月4日(水)まで開催
時間:9時00分〜21時30分
※最終日は15時00分まで