- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道芽室町
- 広報紙名 : すまいる 令和7年12月号
2025年のインフルエンザは、例年より1か月以上早く流行が始まりました。このような状況では、早めの予防が何よりも重要です。
予防にはワクチン接種や手洗い・うがいが基本ですが、その他に「口腔ケア」も感染予防に大きく関わっていることをご存じですか。口腔内には常に数百種類の細菌が存在しています。歯周病菌などの悪玉菌は、インフルエンザウイルスの増殖を助ける酵素(ノイラミニダーゼなど)を作り出すことがあり、口腔内が不衛生な状態ではウイルスが体内に侵入しやすくなると報告されています。また、歯周病による慢性的な炎症は免疫力を低下させ、感染リスクを高める要因にもなります。
要介護高齢者を対象とした研究では、歯科衛生士による専門的な口腔ケアを継続的に受けたグループは、そうでないグループに比べて、インフルエンザの発症率が約10分の1にまで減少したという報告があります。インフルエンザにかかると全身の抵抗力が落ちるため、口腔内の衛生状態が悪いと二次感染(肺炎など)のリスクも高まります。
では、どのような口腔ケアが予防に効果的なのでしょうか。まずは毎日の歯みがき。特に就寝前と起床後の歯みがきは重要です。就寝中は唾液の分泌が減り、細菌が繁殖しやすくなるため、しっかりと歯を磨くことで細菌の増殖を抑え、体内への細菌の侵入を防ぐことができます。また、鼻うがいも効果的です。鼻うがいはただのうがいだけでは届かない、上咽頭のウイルスや細菌を洗い流してくれます。
さらに、歯科医院での定期的なクリーニングや歯周病治療も大切です。専門的なケアによって、セルフケアでは落としきれない歯垢やバイオフィルム(細菌の集合体)を除去し、口腔内を清潔に保つことができます。インフルエンザ予防は全身の健康管理とともに、口腔の健康管理が欠かせません。この冬は、歯みがきやうがいに加え、歯科医院での定期的なチェックも取り入れて、感染症に負けない身体づくりを目指しましょう。
問合せ:子育て支援課子育て支援係
【電話】62-9733(窓口1階4)
