- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道池田町
- 広報紙名 : 広報いけだ 2025年12月号
■協力隊の思いを共有!地域おこし協力隊が活動報告
11月21日、池田町地域おこし協力隊主催の「地域おこし協力隊活動報告and映画上映」が田園ホールで開かれ、町内外から121人の皆さんが参加しました。
この催しは、協力隊の取り組みや成果、今後の計画などを地域住民に知ってもらおうと有志隊員が企画。地域おこし協力隊を題材にした映画「ひとしずく」の上映や活動報告を通じて、協力隊の思いを共有し、協働によるまちづくりの実現を目的として実施しました。
この日、会場では協力隊各自の活動を紹介するパネル展示が行われ、映画上映後には一人一人がステージ上でスライドを使い、自己紹介や自らの活動について報告。最後に登壇して発表を終えた三井(みつい)隊員は「今後も、池田町地域おこし協力隊を温かい目で見守ってください」と話し、会場からは盛大な拍手が送られました。その後、安井町長が隊員らに激励の言葉を述べ、報告会を締めくくりました。
参加者からは、「どんな人で、どのような活動をしているのか知ることができた」「協力できることがあれば手伝いたい」「協力隊と交流する場が欲しい」などの意見が出ていました。
■池田高3年生がカードゲームで楽しく地球温暖化防止を学ぶ
池田高校(富永学(とみながまなぶ)校長、生徒66人)で11月6日、3年生25人が「家庭総合」の授業でカードゲームを活用し、地球温暖化防止への理解を深めました。
この授業は、普段行っている「買い物」が地球温暖化につながっていることを認識し、消費行動を見直す目的で実施。カードゲームは、講師の北海道地球温暖化防止活動推進員の山本健太(やまもとけんた)さんが考案し、高校魅力化推進員の野武(のたけ)隊員がデザイン、同校生徒がイラストを担当して制作しました。
この日、カレーを作るための買い物を想定し、購入する商品や場所、価格などの違いにより、温室効果ガス排出量が変わるかをゲームで体感。山本さんは「少しでも変えるために、まずは知ってもらうきっかけになれば」と話していました。
生徒たちからは、これから実践することとして「エコバッグや水筒を使う」「食べ残さない」などの意見が出ていました。
■地域社会の発展と人材育成などで北海道科学大学と包括連携協定
町は11月21日、北海道科学大学(札幌市、川上敬(かわかみたかし)学長)と包括連携協定を役場で締結しました。
協定は、地域課題の解決、人材育成、教育・学術、地域経済の振興など多様な分野で連携し、地域社会の発展、人材育成や学術の振興を図ることを目的としています。同大学は、学生が実際に地域住民や自治体と協働しながら地域づくりを学ぶ「地域創造学部」(仮称)を新設予定。町はインターンシップ(職業体験)を通じて学生や大学側と連携しながら、地域課題の解決などに取り組みます。
締結式で安井町長は「大学の知見と学生の皆さんの若い力が加わることによって、町の未来づくりに貢献していただけるものと期待している」と話し、川上学長は「地域づくりを担う人材を育成するために、地域の中に入り込んで一緒に課題に取り組んでいきたい」と述べました。
