- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道池田町
- 広報紙名 : 広報いけだ 2025年10月号
■町と地域住民らが一体となり「地域防災訓練」を実施
町は9月20日、「池田町地域防災訓練(水害編)」を池田高校などで実施し、水害時に同校を避難所とする地区(8丁目、9丁目、利別東、利別中央、利別西、利別1の6公区)などの町民87人と町職員、関係者ら約150人が参加しました。
地域防災訓練は、町と地域住民が一体となって避難や応急対策訓練を行い、防災体制の強化と自主防災組織の活動の推進を図ろうと実施。台風に備えた訓練は6年ぶりとなり、大型で非常に強い勢力の台風が十勝地方に接近し、池田町では1時間に約20ミリの強い雨が降り、前日からの総雨量が200ミリに達して利別川の堤防が越水したとの想定の下で行われました。
この日、水防サイレンや防災行政無線などで避難を呼び掛け、地域住民の皆さんは徒歩や自家用車、今回試験的に運行した避難バスで同校に避難。避難所では、自主防災組織や町内会の皆さんの協力の下、避難者名簿を作成したほか、避難した皆さんが見守る中で災害対策本部訓練を実施しました。他にも、池田町消防団による水防訓練や池田町赤十字奉仕団と池田消費者協会による炊き出し訓練などを行い、最後に安井町長が講評し、正午に訓練を終了しました。
■パリ五輪金メダリストによる「柔道教室」開催!!
浦幌町教育委員会と池田町教育委員会の共催による柔道教室が9月24日、総合体育館で開催され、町内外から約110人が参加しました。
柔道教室は、子どもたちが柔道の体験を通じて、挑戦・継続・礼節の精神を体感し、自らの成長に生かすことを目的としています。この日、パリ五輪柔道女子48キロ級金メダリストの角田夏実(つのだなつみ)選手が講師を務め、参加者の前で得意技の「ともえ投げ」を実演し、1歩目の足を相手の奥まで入れることが大事と説明。互いに技を掛け合う乱取りも行い、代表者8人が角田選手を相手に技を掛けていました。乱取りを行った宮前楓(みやまえかえで)さん(池田小6年)は「想像以上に強くて、一緒にできて良かった」と話していました。
その後、角田選手による講演会が浦幌町中央公民館で開催されました。
■災害時や捜索にドローン活用で小杉商店と協定締結
町は9月10日、町内の小杉商店(川嶋敬一郎(かわしまけいいちろう)社長)と「ドローンを活用した災害時及び行方不明者の捜索支援に関する協定」を役場で締結しました。
小杉商店では3年前からドローンを活用した農薬散布などを実施しており、協定は災害時や行方不明者の捜索などの際、同社が所有するドローンを活用することで迅速な被害状況の把握や捜索の効率化を図ることが目的。使用するドローンには、赤外線カメラやフラッシュライト、拡声スピーカーが搭載されており、夜間の捜索などにも対応可能です。
締結式で安井町長は「町内の事業者とこうした協定を結ばせていただいたことが大変うれしく誇らしい。協定により、地域の安心安全にまた一歩前進した」と話し、川嶋社長は「協定を結ぶことで、町内の安心安全に協力できれば」と述べました。
