くらし はるにれは見ていた

■9/27・28 茂岩神社秋まつりで子どもみこし
茂岩神社の秋季例祭が二日間にわたり執り行われました。初日の宵宮祭では、本殿での神事を斎行したほか、境内にて「艶遊会」が奉納太鼓を披露し、恒例のビンゴ大会も催され、祭りの夜を賑わせました。
また同日、神社下の駐車場では、商工会青年部主催の「なかままつり」が開催され、飲食物や遊戯の露店が立ち並び、来場者を楽しませました。
翌日の本祭では伝統の「子どもみこし」を実施。子どもたちは力を合わせ、中央区、茂岩地区を練り歩き、沿道に集まった住民から温かい声援を受けました。前日から続く「なかままつり」も引き続き実施され、多彩な催しが展開されて、多くの人々が祭りを満喫しました。

■9/21 最後に魅せた伝統の舞「二宮獅子舞神楽」
報徳二宮神社で秋季例祭が厳かに執り行われ、五穀豊穣と地域住民の安寧が祈願されました。
祭典後には、地域に伝わる郷土芸能「二宮獅子舞神楽」が奉納されました。大正時代から100年以上にわたり継承されてきました。しかし、伝承を担う人材の不足により、今回の奉納を最後に、その活動を一時的に休止することが決定されました。
長きにわたる歴史に一旦幕を閉じることとなった「二宮獅子舞神楽」の最後の舞を見届けようと、多くの住民が集まりました。観覧者は、笛と太鼓の音に合わせて力強く舞う獅子舞に注目し、その光景を記憶に留めていました。

■10/9 古典芸能「はるにれ寄席」
令和7年度豊頃町民芸術鑑賞会「はるにれ寄席」が、える夢館はるにれホールにて開催され、来場者は伝統芸能に親しみました。
今年の寄席には、落語家の三遊亭萬橘さん、月亭方正さん、笑福亭茶光さんの三名、さらに太神楽曲芸の鏡味小時さんが出演しました。落語家は、茶光さんによる「動物園」、方正さんによる「蜆売り」、萬橘さんによる「替り目」などの演目を披露しました。また、小時さんによる傘を使った曲芸など、太神楽の妙技も観客の目を楽しませました。
町内外から多数の観客が来場し、演者が披露する巧みな話芸や、地元にちなんだ話題を交えた落語に、会場は終始、大きな笑い声と温かい拍手に包まれました。

■10/2 (株)アイシン・エフティテクノ(株)ものづくり出前講座
町内の小学5年生を対象とした「第19回(株)アイシン・エフティテクノ(株)ものづくり出前講座」が開催されました。参加した児童12名は、ミニ四駆の組み立てを体験し、組み立て後はコースを走らせました。その後、車体をより速く走行させるため、ギアの選定や軽量化といった創意工夫を凝らし、最終的な最高記録は5秒25を計測しました。参加した児童からは、改良の難しさと記録達成の喜びが語られました。
また、児童たちは、(株)アイシン豊頃試験場の宿舎などを見学しました。この見学では、展示物を興味深く鑑賞し、エネルギーに関する質問をするなど、熱心に学習に取り組んでいました。

■10/5 佐々田沼でMTB大会開催
佐々田沼特設会場で、「豊頃町ササダ沼マウンテンバイク大会」が開催されました。本大会には、全道各地から80名のライダーが参加し、特設コースで熱戦を繰り広げ、迫力ある走りで会場を沸かせました。
また今年は地域おこし協力隊インターンの東京学芸大学の学生4名が大会にエントリーし、2チームに分かれてコースを走りました。
参加者や来場者は、レース後の交流イベントも楽しむとともに、本町の豊かな食を堪能し、大会は大盛況のうちに終了しました。

■9/26 大津郵便局 開局150年の節目
十勝管内で最も古い歴史を持つ大津郵便局が、開局150年を迎えました。これを記念し、局内では記念展示が実施されました。
大津郵便局は明治8年の開局以来、初代局長から現局長まで18代にわたり地域と共に歩んできました。今回の展示では、開局100周年の当時の写真や新聞記事、各局の記念押印などが公開され、来局者がその歴史を振り返る機会となりました。また、地域交流の一環として、大津小学校の児童が描いた絵手紙も掲示されました。

■9/22 豊頃町陸上少年団 全道大会結果報告
豊頃町陸上少年団に所属する選手2名が、9月14日に開催された第43回北海道小学生陸上競技大会に出場し、入賞を果たした結果を中川教育長に報告しました。
大会には少年団から3競技に7名が出場し、中野瑛太選手が走高跳で3位に、酒井菜帆選手が同種目で4位にそれぞれ入賞しました。二人は、いずれも自己新記録を達成したことを笑顔で報告しました。教育長は、全道大会での健闘を称えるとともに、今後のさらなる活躍に期待を寄せました。

■10/9 明治安田生命寄付「私の地元応援募金」
連携協定を締結している明治安田生命保険相互会社釧路支社から、「私の地元応援募金」として寄附がありました。
同社の帯広営業所・横地正幸所長が目録を手渡し、「健康増進や福祉の充実などに役立ててほしい」と趣旨を説明しました。これに対し、按田町長は「町民のために有効活用させていただきます」と謝意を述べました。
横地所長は、これまでの町のイベントでの測定会実施に触れ、「今後も町の健康増進活動を支援していきたい」と語りました。

■10/8 災害時の対応について意見交換
大津地域コミュニティセンターにて、「大津地域住民意見交換会」が開催され、7月30日に発令された津波警報時の町の対応について、町側から説明が行われました。その後、参加した住民の皆様と、災害時の対応を中心に活発な意見交換が実施されました。
住民からは、避難先における指示系統の見直しやマニュアルの整備、地域住民の防災意識の向上を求めるなど、多岐にわたる意見が出され、町はこれらの貴重な意見を今後の防災対策に反映させていく方針です。

■10/5 郷土芸能に親しむ「十勝管内郷土芸術祭」
令和7年度道民芸術祭・第55回十勝管内郷土芸術祭が、える夢館はるにれホールで開催されました。北海道文化団体協議会主催の本芸術祭には、浦幌町、幕別町、豊頃町から計8つの文化団体が出演しました。
各団体は日頃の練習の成果を発揮し、「大正琴」の繊細な音色、華やかな「フラダンス」、迫力ある「和太鼓」など、多彩な郷土芸能を披露しました。訪れた観客は、地域の文化芸術に触れる貴重な機会を楽しみ、出演者へ温かい拍手を送りました。