- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道足寄町
- 広報紙名 : 広報あしょろ 令和7年10月号
■丈夫な骨作りで元気な日々を
◇骨粗しょう症とは
加齢や閉経によって骨が弱く脆くなった状態を骨粗しょう症と言います。些細なことで骨折しやすくなり、骨折する場所によっては要介護状態になる場合があります。厚生労働省2022年国民生活調査によりますと「骨折・転倒」は介護が必要になった原因において「認知症」「脳血管疾患」に次ぐ第3位となっています。
◇骨粗しょう症の原因
・加齢、閉経、遺伝
・甲状腺疾患、長期のステロイド治療、糖尿病、慢性腎臓病
・喫煙・運動不足・偏った食事など
◇骨粗しょう症の予防
骨粗しょう症を予防するには、若いころの骨の貯金が必要です。骨量が上昇していく10代から20代の成長期にはバランスの良い食事や適度な運動が元気な骨を作ります。若い女性の過度なダイエットは、将来骨粗しょう症のリスクになります。
骨量は20歳前後に最大骨量に達し、その後徐々に低下します。特に女性は閉経後に低下が著しくなります。しかし、骨量の低下を遅らせることで骨粗しょう症の発症を遅らせることができます。
◇骨量の低下を遅らせるには
(1)栄養はバランスよく
骨は常に古くなったものを壊し新しく作り直しています。骨を作る=カルシウムのイメージがありますが、カルシウム以外にもたんぱく質やビタミンが必要です。
・たんぱく質(骨の柱となるコラーゲンの材料):肉、魚、乳製品、大豆製品、卵など
・ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける):鮭、干しシイタケ、卵など
・ビタミンK(骨が作られるのを助ける):ヒジキ、ホウレンソウ、納豆など
(2)適度な運動、日に当たること
骨は運動し負荷がかかることで強くなります。ウォーキングや椅子に座っての足上げなど無理のない範囲で運動を取り入れましょう。また、日に当たることにより体内でビタミンDが作られます。
◇自宅でできる骨粗しょう症のリスクチェック
(1)や(2)に当てはまる方は骨粗しょう症のリスクがあります。
(1)身長が20代の頃より4cm以上減っている
(2)かかと、おしり、背中を壁に付けてまっすぐ立つと、頭が壁に付かず前に出る(腰が曲っている)
◆骨粗しょう症健診を受けましょう
◯骨粗しょう症検診
日にち:11月28日(金)~29日(土)
受付時間:午前7時~10時
30分ごとの受付(予約制)
対象:35歳以上の女性
検査内容:くるぶしのX線検査
検査料金:500円(年度内年齢が41、46、51、56、61、66、71歳の方は無料)
場所:町民センター 多目的ホール
申込期間:10月24日(金)まで
※骨粗しょう症検診、特定健診・各種がん検診はオンライン申し込みが可能です。
◎オンライン申し込み
※詳細は広報紙12ページのQRコードをご覧ください。
申込先・詳細:役場こども・健康課保健推進担当
【電話】25-2571
