- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道浦幌町
- 広報紙名 : 広報URAHORO 令和7年6月号
■太郎君と学ぶシリーズ No.65
アルコール(2)
〔前回までのお話〕
たろうくんは前回、純アルコール量の1日の目安と自分が飲んでいるお酒の純アルコール量を知りました。今回は、アルコールと健診結果のつながりについて学びます。
〇アルコールの飲みすぎで中性脂肪が上がる…!?
〇アルコールは肝機能にしか影響しないのかと思っていました…
▽そうなのね
じゃあ肝機能から考えてみましょう
肝臓が悪くなったら、どんなお仕事ができなくなるのかしら
〇肝臓のお仕事…
肝臓はお酒の分解というイメージしかなかったです…
▽それじゃあ詳しく見ていきましょう
◎ぼくの主なお仕事を紹介するね
▽肝臓は、アルコールを分解して無毒化するのはもちろん、食べたもの・飲んだものは、すべて肝臓で処理されて、エネルギーやからだをつくるための材料に変えてくれるのよ
〇食べ飲みしたものすべて!?肝臓は働きものだなぁ
▽関心してるけど、たろうくんはその働きものの肝臓に、残業までさせてるのよ
要するに、たろうくんはブラック企業の社長ね
〇え!?どういうことですか!?
▽肝臓は1時間に純アルコールを7グラムしか処理できないの(※)
そう考えると、たろう君が飲んでいるアルコールはどのくらいの時間で処理されるかしら?
※体調や体質で変わることがあります
〇ビールのロング缶2本(1リットル)の純アルコール量は40グラムだから…約6時間で処理されます!
〇…でも、そう考えると、ぼくは18時頃に飲み始めるから、6時間…
その日のうちには処理が終わるじゃないですか
ブラック企業の社長だなんて、ぬれぎぬだなぁ
▽計算はできたようね
でも、ここからが重要よ
アルコールは毒物だから、無害なものに変えようと肝臓は最優先で処理するけど、アルコールと一緒に食べたものの処理はどうなるのかしら?
次回へつづく
問合せ:役場保健福祉課保健予防係
【電話】576-5111