- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道浦幌町
- 広報紙名 : 広報URAHORO 令和7年10月号
■うらほろ活性化プロジェクト 中間発表会
▽大人と語り合い、取り組みを深める
7月7日(月)に、浦幌中学校の3年生が、総合的な学習の時間で行っているうらほろ活性化プロジェクトの学習の中間発表を行いました。
中学校の3年生は、自分らしさを活かした地域活性化のためのプロジェクトに毎年取り組んでいます。今年の中間発表は「大人と語る会」と題し、地域の大人たちと対話を通じて内容を見直したり深めたりする形式で行われました。
生徒たちはグループごとに分かれ、自分たちのプロジェクトの進捗や課題、迷っていることを大人の皆さんに相談しました。話を聞いた大人の皆さんからは、経験に基づいたアドバイスや励ましの言葉が寄せられました。
子ども達にとっては、こうした対話を通じて新たな視点を得られる貴重な機会となり、今後のプロジェクトをよりよいものにしていくための大きなヒントになりました。(地域おこし協力隊 犬養竣)
■中学生版浦幌部 こどもまつり2025出店
7月6日(日)に、中学生版浦幌部11名が、健康公園で行われた「こどもまつり2025」に出店しました。
中学生版浦幌部は、こどもまつり2025で「いももち」「ぷるしゅわゼリーサイダー」「かたぬき」の出店を行いました。また、浦幌部の高校生がデザインした野菜や動物のイラスト入り缶バッチを、ガシャポンマシンを使って販売し、来場者の注目を集めました。
販売するメニューや名前は中学生が自ら考え、準備段階では、3年生を中心に協力しながら看板やメニュー表を作成しました。
当日は担当ごとに責任を持って作業に取り組み、商品をスムーズに提供できるよう工夫しながら、互いに声を掛け合っていました。
出店した吉永和正さん(浦中2年)は「みんなで協力し、大きな問題もなく終えることができてよかったです。たくさんの人に食べてもらえてうれしかったです」と話しました。(地域おこし協力隊 犬養竣)
■浦幌小・上浦幌中央小 留真川で川遊び
▽夏の大自然を満喫
7月11日(金)に浦幌小学校と上浦幌中央小学校の1・2年生が、留真川で川遊びを行いました。子ども達は、水鉄砲合戦や生き物探しなどを通して、夏の大自然を楽しみました。
川遊びの学習は、地域の自然に親しむことを目的に実施されています。今年は、浦幌小学校と上浦幌中央小学校の合同で行われました。浦幌小学校からは、1年生18人、2年生22人、上浦幌中央小学校からは、1年生2人、2年生3人の合計45人が参加しました。
子ども達は、学校や学年の垣根を越えて、水鉄砲で遊んだり、生き物を観察したりと、川で思いっきり遊んでいました。「逃げろー!水鉄砲で撃たれるぞ」、「見てー!ヤゴを捕まえたよ」など、あちこちで楽しそうな声が飛び交っていました。
先生方と地域の大人たちは、全力で遊ぶ子ども達を温かく見守りました。時には水鉄砲の標的になりながらも、トイレや着替えのサポートをしたり、ケガや事故のないよう安全面に気を配ったりと、子ども達が安心して遊べるよう支えました。
思う存分遊んだ後は、浦幌町の食材を使用したトコムロカフェ特製のお弁当と、十勝浦幌森永乳業(株)の牛乳を、みんなでいただきました。心も体も自然の恵みで満たされて、子ども達のたくさんの笑顔が見られました。
後日、浦幌小学校で行われた終業式では、佐藤駿悟さん(浦幌小学校1年生)が「1学期の思い出は、川遊びで魚とトカゲを捕まえたことです」と発表していました。川遊びが子ども達の心に残る夏の思い出となったことがうかがえました。(地域おこし協力隊 新里早映)
■編集後記
今回取材した川遊びは、毎年ボランティアとして参加させていただいています。今年は上浦幌中央小学校も一緒に実施したので、2校の子ども達が一緒に遊んでいる姿を見ることができて、とても嬉しい気持ちになりました。
釣りが趣味で川に親しんでいる私にとって、この川遊びの授業は1年の中でも特に楽しみにしている行事です。子ども達と一緒に思い切り遊べるのはもちろん、自分自身も心から楽しめる時間だからです。
大人のボランティアが本気で遊ぶ姿を子ども達が間近で見ることができるのも、この授業の魅力だと思います。大人と子どもが一緒になって笑い合い、川で過ごしたひとときが子ども達にとっても良い思い出になってくれたなら、とても嬉しく思います。(いぬぴー)
2025年(令和7年)9月25日(木曜日)
発行元:うらほろスタイル推進連携会議
~平成19年度の中学生からの提案を受け道教育大釧路校の学生と地域おこし協力隊、十勝うらほろ樂舎が共同で制作しています~