健康 保健師・管理栄養士がお届けする からだを知ろう

■太郎君と学ぶシリーズ No.71
▽脳ドック(5)

たろうくんは前回、MRI検査でみられる主な所見である“陳旧性(ちんきゅうせい)脳梗塞”と“微小脳出血痕”について詳しく学びました。
今回は、MRA検査について学びます。

▽MRIとMRAは名前が似ていてややこしいけど、どんな違いがあるんですか?
◎MRIは様々な方向から頭の断面図を撮影する検査で、MRAは脳の血管を立体的にみる検査である
画像でみると分かりやすいので紹介しよう

MRI(磁気共鳴画像):様々な方向から頭の断面図を撮影する検査
MRIは頭を輪切りにしたイメージでしたね!
MRA(磁気共鳴血管撮影):脳の血管を立体的にみる検査
MRAは血管の変化が立体的にみられるのか!

◎ちなみに、MRAはMRI装置を使用して撮影でき、MRI同様にX線を使用しないため被爆の心配がないのが特徴だ
▽血管の変化は外からは絶対に見れないですもんね!
被爆の心配がなく撮影できるのは安心ですね!
◎そのとおり!人間の血管は、脳血管だけでも全長600km:青森~埼玉の距離分もあり、外から肉眼で血管の変化をみることは不可能だ
MRAはからだを傷つけることなく立体的に血管の変化をみることができるのだ

◎脳血管の特徴について知ることで、よりMRAの重要性がわかるだろう
人間の脳は短期間に異常とも言えるほどの速さで進化し巨大化した
そのため、脳血管は次に示すような特徴をもち、全身の血管の中でも特に動脈硬化の影響を受けやすい血管といえる

〔脳血管の特徴〕
・血管の壁がうすく、ふくらみやすい
・大量の血液を送るために毛細血管が劇的に増えた
・頭蓋骨に入りきるようにカーブして折りたたむようになっている
・太い血管から急に細い血管に直角に曲がる部分がある

体の血管の壁は厚みがあり、たくさんの血液が流れても耐えられるように弾力性と強度をもつ

▽脳血管はリスクが多い血管なんだ!MRAではどんな所見があるのかな?
次回へつづく

問合せ:役場保健福祉課保健予防係
【電話】578-9004