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■「フレイル」にご注意!
No.430 保健師・管理栄養士
年を重ねるにつれ、「あまり動かないから食事は少しでいい」「卵や肉は食べない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。このような場合、知らないうちに栄養不足に陥っていることもあります。今回は、低栄養が引き起こすフレイルの予防法をご紹介します。

◇「フレイル」とは…
年齢を重ねるごとに心と体の働きが弱くなってきた状態のことです。

◇フレイル予防に大切な栄養素
〔たんぱく質〕→筋肉・内臓・皮膚などを構成する。
多く含む食材:肉・魚・卵・大豆製品・牛乳・乳製品など
〔カルシウム〕→骨や歯を作る。
多く含む食材:牛乳・乳製品・納豆・小松菜など
〔ビタミンD〕→カルシウムの吸収を助ける。
多く含む食材:干ししいたけ・鮭など

◇たんぱく質をとるための一工夫
[普段の食事に追加]
トースト+ハム・チーズ⇒ハムチーズトースト
かけうどん+鶏肉・野菜⇒煮込みうどん
ラーメン+豚肉・野菜⇒野菜ラーメン
いつものおかずに納豆・ゆで卵を足すだけでも、タンパク質を多くとれます
[間食をチェンジ]
お茶やコーヒー→牛乳・豆乳
せんべい→ヨーグルト
おかずやお弁当は、おかずの種類が多いものを選びましょう

◇フレイル予防のためのもう一歩
・かみ応えのある食品を選びましょう
食べる力を維持するために根菜類など、固いものを食べましょう。定期的に歯科健診を受け、お口の状態を確認しましょう。
・家族や友人と共食をしましょう
楽しい食事の時間は食欲を増進させます。家族や友達、地域の皆さまと会話をしながら食べましょう。

問い合わせ先:役場健康福祉課健康推進係
【電話】62-2307