くらし 年頭のあいさつ

■標茶町長 佐藤吉彦
明けましておめでとうございます。皆さまには、ご健勝にて新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年は、7月30日に発生したカムチャッカ半島沖地震による津波警報の発令により、近隣の町から阿歴内や中茶安別の公民館などに避難された方があり、改めて広域の災害支援の必要性を痛感し、まずは釧路町、弟子屈町の3町で広域連携協定を締結したところであります。
酪農・畜産においては、円安の影響などから生産資材の高騰が続いており、依然として厳しい状況が続いています。皆様には、引き続き牛乳の消費拡大にご理解とご協力をお願いします。
ふるさと応援大使で女優の高橋惠子さん主演の映画『うさぎの足跡(仮称)』の標茶ロケが2月に行われます。「標茶町フイルムコミッション実行委員会(藤田榮一実行委員長)」も立ち上がり、皆さまと一緒に映画づくりを応援したいと思っております。
国の総合経済対策を活用し、物価高から皆さまの暮らしを守るため町民一人当たり2万円の商品券を1月下旬以降にお渡しできるよう準備を進めております。有効にご活用いただければと思います。
全国の多くのまちで、人口減少と少子高齢化、過疎化が同時進行しております。さらに新型コロナ以降におきている円安や物価高騰、人手不足がまちづくりにも大きな影響を及ぼしております。町では昨年より行政改革推進室を設置し、身の丈にあったまちづくりを進める作業を行っております。町の人口が最大の時の半分以下となり、今後さらに減少するとされる推計が出される中で、将来の標茶の姿をしっかり見据え、今なさねばならぬことを議論しながら皆さまとともに着実なまちづくりに取り組んでまいります。
今年は「丙午(ひのえうま)」、挑戦や飛躍、努力が実を結ぶ年です。心を一つに、変化にも柔軟に対応し「もっと元気なしべちゃ」を創造するためにチャレンジして参ります。
新しい年が町民の皆さまにとって幸多い素晴らしい一年になりますことをご祈念申し上げまして年頭のご挨拶といたします。
※「佐藤吉彦」の「吉」は、環境依存文字のため置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

■標茶町議会議長 菊地誠道
明けましておめでとうございます。町議会を代表し謹んでご挨拶申し上げます。
皆様におかれましては、穏やかな新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。また、日頃より町議会に対し、格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
昨今の社会情勢におきましては、人口減少・少子高齢化の進展に加え、世界不安を背景とした物価や原材料価格の高騰、さらには酷暑・猛暑、地震などの自然災害、相次ぐクマ被害など、信じがたいことがたくさん起きています。この状況の中で地域社会をどのように維持、活性化していくのか、地域産業をどのように守り育てていくのか、どのように持続可能な住みよいまちづくりを進めていくのかが重要な課題となっております。課題の解決は決して簡単ではありませんが、幸いにも、標茶には広大かつ恵まれた土地資源と日本屈指の酪農地帯として培われ受け継がれてきた歴史があります。これらを郷土の強み・魅力として次代へつないでいくことが重要であると考えます。
住民の付託を受けた地方議会議員は、果たすべき責任と役割が増している一方で、全国で議員のなり手不足の問題が顕在化しています。住民の代表である地方議会は、地方自治の根幹をなす存在ですが、選挙の投票率の低下に見られるように関心や理解が薄れつつあるという指摘があります。
公職選挙法の改正により選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられ、民法改正により成年年齢も満18歳へと引き下げられました。また、令和5年には地方自治法が改正され、その重要性が改めて認識されることとなりました。
このような社会の変化を受け、地方議会は多様な人材が活やくできる場となるよう取組む必要があると考えます。
新年度は、厳しい財政運営の中での予算編成となることが予想されます。任期最終年を迎える議会は、強い使命感をもって課題に向き合い、住民の皆様が郷土に誇りと愛着を持てるよう、活力に満ちたまちづくりを目指し最善の努力を尽くしてまいります。
結びに、新しい年が皆様にとりまして、幸せで実り多き年でありますよう心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。