- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道弟子屈町
- 広報紙名 : 広報てしかが 2025年9月号
《より深くふるさとを探究》
◇川湯中学校の生徒が総合的な学習の発表会を実施
川湯中学校(松永達郎校長)が7月18日、全学年による総合的な学習の発表会を行いました。
1年生は、地域調査学習として川湯の「土壌調査・水質調査」を実施。硫黄山付近の地熱の高さ・土壌pHの低さと、樹木の成長の関係性についての調査結果を、2、3年生はA~Dの班に分かれ、修学旅行先での調査活動を基に町の活性化プランを発表しました。
A班は「ホテル・温泉街」をテーマに、ホテルや観光地までの移動手段確保、宿泊料金見直しなどの改善点を挙げ、安くて気軽に泊まれる温泉街づくりを提案。
B班は「食べ物・特産品」をテーマに、弟子屈町産の果物を使用した新商品の開発や、売店コーナーの工夫例を挙げ、特産品販売による活気ある町づくりを企画。
C班は「環境・自然・建物」をテーマに、使われていない建物の活用や既存施設の見学ツアーを提案し、集客による町の活性化構想を発表。
D班は「自然を活かした遊び場・町づくり」をテーマに、自然アスレチックなどのレジャー施設やウィンタースポーツ体験を企画し、温泉街のリニューアルを提案。
発表会には、保護者や学校関係者、近隣住民など約20人が参観し、生徒たちの発表に耳を傾けていました。
《全国から中学生が来町》
◇おためし地域留学を実施
8月6日から8日までの3日間、町教育委員会(岩原勝行教育長)と(一財)地域・教育魅力化プラットフォーム(岩本悠代表理事)による、短期越境プログラム「おためし地域留学in北海道弟子屈町」が実施されました。
おためし地域留学とは、「留学先の地域や地元の人の魅力をプチ体験できるプログラム」として、地域みらい留学先の理解を深めるために実施され、神奈川県や千葉県など全国各地から10人の中学生が参加しました。
1日目は、弟子屈高校で伊東文人校長と高校生が町や同校を紹介。中学生たちは真剣に耳を傾け、積極的に質問をしていました。その後、校舎内を見学し、公設民営塾「夢叶塾」へ移動。町の学習環境を確認しました。
2日目はあいにくの雨模様でしたが、午前はカヌーやSUPのアクティビティを体験。午後は川湯ビジターセンターを見学後、足湯や硫黄山などを訪れ、町の自然を満喫しました。
最終日はこの3日間を振り返り、それぞれの感想などを発表し合い、おためし地域留学は幕を閉じました。参加した中学生たちにとって、今回の体験が弟子屈町の魅力を知る良いきっかけとなりました。