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■むし歯・歯周病を防ぐ鍵は歯ブラシ+α!
▽歯ブラシだけでは不十分!?
皆さんは、普段の歯みがきで「歯ブラシ以外の道具」を使っていますか。実は丁寧に歯をみがいても、歯ブラシだけでは、約6割の歯垢(プラーク)しか取り除くことができないと言われています。(図1)
その理由は、歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくく、歯ブラシだけでは歯垢をしっかり取り除けないことにあります。歯垢が残っていると細菌が繁殖しやすく、むし歯や歯周病が発生してしまう可能性があります。
そこでおすすめしたいのが、「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」です。これらを歯ブラシと併用することで、なんと歯垢の8~9割を除去することができると言われています。
町歯周病検診(令和元年~6年度)の問診表の集計結果によると、歯ブラシ以外の道具を使わないと答えた方は32.8%でした。(図2)
口の健康のために、デンタルフロスや歯間ブラシを1日に1回は使用しましょう。

・図1 歯間部の歯垢除去率

・図2 歯周病検診による集計結果(歯みがきの道具)

▽デンタルフロスと歯間ブラシ
おすすめの選び方
・デンタルフロス…歯と歯の隙間が狭い方や子ども
・歯間ブラシ…歯と歯の隙間が広い、ブリッジなどの補綴物がある方

歯と歯の間の歯垢を除去することは、むし歯や歯周病を予防するだけでなく、口臭の予防や全身の健康にもつながります。夜寝る前の歯みがきと合わせて行うとより効果的です。
未来の自分の健康は、日々の小さな取り組みから始まります。この機会に、歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシを活用してみましょう。

問合せ:保健福祉センター健康推進担当
【電話】82-1515