くらし キラリ あおもり創造人(そうぞうびと)

健康、福祉、環境、教育、文化、スポーツ、防犯、防災、子育て、国際交流など、様々な分野で社会貢献的な活動をしている方々を紹介します。

■「世界中から来る人に感動を」 ねぶた囃子の実力派団体をけん引
▽7/26(土)~8/1(金)のゲスト
・大角地 直樹(おおかくち なおき)さん
(青森ねぶた凱立(がいりゅう)会 会長)

青森ねぶた祭の参加団体・日立連合ねぶたの囃子方・凱立会をけん引する53歳。開幕直前の週3回の合同練習では、今年の日立のねぶた「国引」(北村春一さん作)をイメージした演奏に磨きを掛けています。「ねぶたに合った音色にしたい。世界中から来る観光客に、期待以上の感動をしてもらえたら。」
3~4歳ごろ、幸畑地区の町内運行で「街灯が暗い中、明るいねぶたにハッとした。」親と見物したねぶた祭で「太鼓の音に魅了された。おもちゃの太鼓を買ってもらい、一日中叩いていた。」その後住んだ佃地区にもねぶたがあり、小・中学時代は町内運行や祭で太鼓を披露しました。高校進学後から二十代半ばまでは機会はなかったものの、27歳の時、弟の同級生の親で囃子方団体「青森ねぶた正調囃子保存会」役員(当時)の田中潤一さんに誘われ、兄弟で参加。同会から派遣され日立の太鼓を担い始めました。
その田中さんらとともに平成16年、凱立会を結成し日立専属の団体になりました。会は当初から「正調囃子」の継承・普及を掲げて演奏技術向上に努め、令和6年の青森ねぶた祭で8回連続15回目の囃子賞を獲得。青森ねぶた祭を代表する実力派の囃子方に成長しました。初代会長の田中さんから令和2年、大角地さんが会長を引き継ぎました。現会員は約150人です。
会は佃、浜田の両小学校で囃子を教えるなど祭の後継者育成に励んでいるほか、県内外や海外の催しなどでの演奏により、ねぶたや市をPRしています。「生まれ育った青森のため、宣伝力も経済力もあるねぶたを通じて今後も地域貢献していきたい。」

▽広報番組
本市で活躍しているゲストと市内大学生とのトークを通じて、その活躍をお伝えします。
放送局:青森ケーブルテレビ 市民チャンネル
放送日:毎月最終土曜~翌金曜日 8:00~、11:45~、18:45~の15分
・市公式YouTubeでも配信(本紙の二次元コードを読み取りご確認ください。)