くらし 村議会3月定例会(2)

■一般質問
《中山 勝晴 議員》
○豪雪被害と空き家問題
問:(ア)津軽地方では昨年末から年始にかけて豪雪があり、空き家の玄関が倒壊するなどのケースがあったが、村での空き家の件数と、そのうち危険性のある空き家の件数は。
答:(村長)現在、村が把握している空き家の件数は153件で、危険性のある空き家は29件と把握している。

問:(イ)危険性のある空き家の近隣住民に対する対応を問う。また、村が行政代執行を行う考えはあるか。
答:(村長)空き家の近隣住民から被害相談や苦情などが寄せられた場合、空き家の所有者や管理者を特定し、現状と苦情内容等を伝え、適正な管理方法の指導や助言を行い問題の解決に努める。
また空き家に対する行政代執行については、高額な解体費用を回収できないという問題が想定されるので、空き家の適正な管理について粘り強く改善を促していきたい。

問:(ウ)パイプハウスの倒壊やリンゴの枝折れ等に対して村独自の支援等を考えているか。
答:(村長)まずは村全体の被害状況を把握することが先決であり、そのうえで被害農家の復旧に向けた支援を検討する。

○村の商業・観光
問:(ア)当村は田んぼアートで全国的に有名であるが、村では有名なお土産がないと言われている。村ではごはんに合うお土産の開発などの考えはあるか。
答:(村長)企業や個人事業者、農協加工部会などが、米やりんごを使った加工品を製造・販売を行っているため、村単独で開発するという考えはない。

問:(イ)道の駅いなかだて「弥生の里」に宿泊施設を設ける考えはあるか。
答:(村長)国の史跡に指定されている垂柳遺跡があり、様々な問題を解決する必要があると考える。

《阿保 勇人 議員》
○道の駅の活性化
問:(ア)遊具施設の解体や、建物の老朽化などに伴う集客の低下が懸念される道の駅について、地域活性化についての考えはあるか。
答:(村長)道の駅の整備から26年が経過し、老朽化や設備更新など様々な問題が考えられ、多額な費用を要するため慎重に検討していく。

問:(イ)道の駅の指定管理業者の選考についての考えを問う。
答:(村長)選定基準に基づいた公募で決定していく。

○村の除雪対策
問:(ア)弘前市では、除雪オペレーターの担い手を確保するため、資格取得支援事業が実施されており、農家の方々が冬期間の除雪で収入を得る手段として資格を取得し就業しているが、村でも資格取得支援を導入する考えはあるか。
答:(村長)継続的な除排雪体制の構築を図るためには、技能資格者の確保は必要と考え、冬期間における農家の方々の収入につながるとすれば、導入も検討していきたい。

問:(イ)住宅密集地や工業団地での空き地を活用した雪寄せ場事業を導入する考えはあるか。
答:(村長)地区会が責任を持って空き地の管理を行えるのであれば検討していきたい。

《平川 重廣 議員》
○補助金交付と減税
問:(ア)公約で掲げた新築住宅建設費の補助金額は。
答:(村長)金額についての具体的な考えはない。時期を見て判断していく。

問:(イ)補助金の財源は。
答:(村長)一般財源と考えている。

問:(ウ)公約で掲げた新築住宅の固定資産税の軽減について、その金額と期間は。
答:(村長)具体的な条件や期間については、補助金を創設する際に併せて検討していく。

○結婚祝い金
問:(ア)公約で掲げた「結婚祝い金の支給」について、その金額は。
答:(村長)具体的な考えはないが、財政状況を見て判断していく。

問:(イ)再婚も対象となるのか。
答:(村長)結婚祝い金を開始するまでに条件を整えていきたい。

○災害対策拠点となる施設の整備拡充
問:(ア)村内の避難施設は老朽化が進み、災害時は避難が困難であるが、施設の建て替えに対する補助金の考えはあるか。
答:(村長)物価高騰により、建築費が上がり続けている現状であるため、今後、補助金額の内容について検討することも必要だと考える。
建て替えに関する制度としては、これまでの補助金制度で支援することを考えている。

問:(イ)何年計画で実施するのか。
答:(村長)村が主体となって実施する考えはない。

問:(ウ)新設する場合の耐震化費用の負担についての考えは。
答:(村長)村の補助金制度では、それぞれの事業の限度額の範囲内において、村から半額の補助金が交付される内容となっているため、その中での対応となる。

○保健協力員の現状
問:(ア)保健協力員の担い手不足に対する考えは。
答:(村長)保健協力員の担い手がいなくて難しいとの話を聞いているが、各地区会長のご理解とご協力をお願いしたい。

問:(イ)保健協力員の年間報酬は。
答:(村長)年間14,300円である。

問:(ウ)現在の保健協力員の人数は適正か。
答:(村長)概ね適正な人数だと考える。