くらし 新年のごあいさつ(1)

風間浦村長 冨岡 宏

『村民が生きがいと幸せ、安心・安全を実感できる持続可能な風間浦村』を目指して

明けましておめでとうございます。
令和8年の新春を村民の皆様とともに穏やかに迎えられましたことを心よりお喜び申し上げます。
令和7年は、当村においても猛暑となりましたが、火災や大雨等による土砂災害のない一年でした。
しかし、昨年12月8日深夜に発生した青森県東方沖を震源とする巨大地震により、青森県内においても建物被害等が確認されております。被災された皆様の一日も早い復旧復興をご祈念申し上げます。
この地震により、津波警報が発令され、村民の皆様には高台への避難、また、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の発表により、不安な生活を過ごされたと存じます。
村といたしましても、各自主防災組織の皆さんと改めて夜間における避難所運営等の課題について協議が必要と考えております。
また、村内唯一のガソリンスタンドが閉店となりましたが、関係者の皆様からのご協力をいただき、公設民営方式により風間浦村サービスステーションとして営業を再開することができました。燃油配達時の高齢者の見守りや住民の安心安全な生活に寄与するものであります。
一方、変異株によるインフルエンザは、全国的に早い時期から流行がはじまり、県内においてもインフルエンザ警報が発令されております。村民の皆様には、引き続き、適切なワクチン接種と感染予防対策の徹底をお願いいたします。
さて、食料・原材料・エネルギー等の自給率の低い日本は、円安の影響もあり、すべての価格が高止まり傾向となり、加えてトランプ関税や賃上げの加速、人手不足等による経済活動への影響が今後も懸念されております。
令和8年においても、引き続き日本経済の好調維持を期待しつつ、税制改革による村財政への影響をはじめ、国・県の動向をしっかり見極め、村政運営に努めてまいります。


長年にわたり要望活動を続けている「国道279号バイパス整備」について、青森県では令和3年豪雨災害の当村における孤立集落の発生等を踏まえ、令和4年に風間浦バイパスとしての計画を作成、さらに令和5年10月には、全線高台への概略ルート帯が発表され、大きな一歩を踏み出しました。事業化には数年の歳月が見込まれておりますので、早期事業化に向け更なる国、県への要望活動を展開してまいります。


津波浸水想定区域内の役場庁舎、消防庁舎等の移転は、現在、易国間古野地区高台に庁舎整備が進められております。今後は、周辺整備や庁舎内への備品配置・システム等の移転作業を進め、令和8年夏の新庁舎開庁を目指します。
庁舎の移転により、有事の際には、即時の災害対策本部設置や速やかな避難指示等の情報伝達が可能となります。また、各地区の避難所となる施設の充実強化、公民館と消防屯所の再整備等を計画的に進め、防災・減災対策の強化を図ります。


水産業は、スルメイカ漁の小型船による漁獲量の規制や燃料費の高騰等で厳しい経営状況が続いています。一方、長年にわたり漁協と連携しながら進めております、ウニの適正管理事業においては、一定の効果が見られ、本所および各支所において、昆布類の繁茂が確認され、漁獲量・漁獲金額とも良好な状況となりました。本年も昆布類の繁茂を期待するところであります。ウニ漁については、安定した価格帯での販売が続いておりますので、引き続き、加工業者との連携を図りながらウニの周年生産体制の確立を図ります。
また、全国的に知名度が浸透しつつある「風間浦鮟鱇」のさらなる周知を図り、漁家収入の増大に繋げていくほか、稚なまこの放流や新たな養殖事業の可能性を追求し、持続可能なつくり育てる漁業への転換を目指します。農業においては、耕作意欲が削がれないよう、鳥獣害対策の強化を図ります。また、温暖化により収穫できる農作物の北限が北上していることを踏まえ、新たな農作物栽培の可能性を追求してまいります。
林業においても、製材業との連携を図り青森ヒバをはじめ林産物のブランド化を図ります。