健康 [特集]健幸で長寿のまちをみんなで目指そう!~ 9 月は健康増進普及月間~(1)

◆第3期健康さんのへ21(令和7年3月策定)に基づき、町民一人ひとりが健康で長生きできるよう、さまざまな健康づくりに取り組んでいます。今回の特集では、健康長寿に大切な食生活や三戸町で行っている取り組みについてご紹介します。

◆受けよう「けんしん」!
▽健康状態を確かめよう!
初期の段階では、自覚症状がない病気も少なくありません。年に一度は、特定健診やがん検診、人間ドックを受けましょう。
今なら過去3年間特定健診を受けていない人で、40歳以上の国保加入者は人間ドックの料金が通常1万円のところ、5千円で受けられます。さらに、三戸スタンプ会のサンカード400ポイント(満点)を差し上げています。
健診の詳細については、町のホームページをご確認ください。

▽QOL健診を受けてみよう!
QOLとは、「生活の質」のことです。QOL健診は、弘前大学が開発した啓発型健診で、野菜摂取量や体組成などを測定し、生活習慣の改善方法などをアドバイスするものです。楽しく測定し、その場で結果が分かるため、特に働き盛りの人に健康づくりの第一歩としておすすめです。2回目は、11月頃にも実施しますので、ぜひ、受けてみましょう。
《QOL健診の内容》
▽測定や問診
・立ち上がりテスト
・握力
・内臓脂肪
ほか
+
▽健康教養
弘前大学特別顧問・名誉教授中路重之先生による健康づくりや測定結果についての説明

◆「ベジ活・適しお」でおいしく・かしこく!
▽主食・主菜・副菜を組み合わせて食べよう!
からだに必要な栄養素をバランスよくとる秘訣は、毎日の食事で、主食・主菜・副菜を組み合わせて食べることです。さんのへ野菜を一皿多くとり、適しおを心がけることで、野菜の旨味が引き立ち、健康的な食生活につながります。

▽健康教室に参加しよう!
健康情報の提供やバランス食の試食など、保健協力員や食生活改善推進員と協働で町内会毎に年に1回健康教室を開催しています。ぜひ参加してみましょう。

◆目指せ「健脚」生涯現役!
▽いきいき百歳体操!
平成26年度から始まったいきいき百歳体操による住民主体の「通いの場」は、現在23地区で実施されています。活動は、体操にレクリエーションや口腔機能測定、健康講話など、さまざまな内容を取り入れることで、参加者の楽しみやモチベーションにつながっています。
「通いの場」を始めてから要介護認定率や介護給付費は減少傾向です。(下表のとおり)
これからもたくさんの人が参加し、生涯現役で暮らせる地域づくりを目指していきましょう。

◆生活習慣病予防講演会を開催しました!
7月29日に保健協力員や一般の町民を対象に開催しました。生活習慣病の中でもより身近で誰もが知っている高血圧症について、青森県健康医療福祉部の守川義信部長にご講演いただきました。講師からは、「脳心血管病の一番の原因は高血圧症であり、5人に一人は高血圧による脳血管の詰まりが原因で認知症になるので、高血圧の治療はそれだけでなく認知症予防になります。血圧を適切に保つことが、平均寿命や健康寿命の延伸につながるため、早めの治療をしましょう」などの説明がありました。
町民一丸となって、高血圧症予防に取り組んで行きましょう。
講演会開始前後には、明治安田生命保険相互会社による血管年齢測定や野菜摂取量測定などの健康チェックが行われました。参加者は日頃の健康状態を確認する良い機会となり、健康意識の向上につながりました。

◆骨折予防で介護予防!
▽骨粗しょう症ロコモ健診を実施しています
ロコモとは、筋肉や骨が弱り、日常生活に支障が出てしまうことです。骨や筋力の低下には、ロコモ健診がおすすめです。

《ロコモ健診の内容》
・骨塩定量検査
・胸腰椎レントゲン撮影
・ロコモ度テスト
・診察
・運動指導
場所:三戸中央病院
費用:3千円(町が7千円助成します)

医師、理学療法士、管理栄養士、社会福祉士などが、チームとなり、転倒予防運動指導や栄養指導などを行っています。
また、三戸中央病院では、転倒骨折の予防から日常生活の支援まで、医療と介護の連携により、一貫した取り組みを行っています。このチーム医療での多面的な取り組みは、国際骨粗鬆症財団の銀賞認定を受けています。
高齢者で介護が必要な原因に「転倒・骨折」があり、その原因として骨粗しょう症が挙げられます。普段から転ばない体づくりとロコモ健診を受け、健康的な日々を過ごせるようにしましょう。