- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県久慈市
- 広報紙名 : 広報くじ 令和7年10月1日号 No.470
■NEWS ギョギョッとびっくり!愉快なトークショー
○さかなクントークショー
9月14日、久慈地下水族科学館もぐらんぴあで、もぐらんぴあ応援団長のさかなクンによるトークショーが開催されました。午前と午後の2回開かれ、市内外から約600人が来場。2時間前から並ぶ人や会場に入れず別室のモニターで見る人もいるなど大盛況となりました。
トークショーでは、さかなクンが来場者からリクエストを受け、サケやサバ、フグなどの魚を55(ギョジュウギョ)秒で描き上げ、プレゼント。子どもたちは絵を描いてもらおうと一生懸命に手を挙げ、アピールしていました。質問コーナーでは、さかなクンの楽しく、ためになる解説に、来場者から感嘆の声や歓声が上がりました。
八戸市から訪れた小学校2年生の宮成輝さんは「一緒に絵を描くことができてうれしい!さかなクンは絵が上手でかっこよかったです」と目を輝かせました。
初めてもぐらんぴあを訪れた平成17年から、約20年交流が続くさかなクンは「もぐらんぴあは目の前の久慈の海の生き物が見れて、感動して学ぶことができるすてきな水族館です。もぐらんぴあや久慈の皆さんは家族のようにおかえり!と迎えてくれて、とってもうれしいです。久慈は心のふるさと。これからも変わらずただいま!と来させていただけるとうれしいです」と語ってくれました。
■NEWS 表現豊かに主張
○令和7年度わたしの主張久慈地区大会
9月1日、令和7年度わたしの主張久慈地区大会がアンバーホールで開催されました。洋野町から普代村まで4市町村の中学校から13人が参加。生徒は学校生活や暮らしの中で感じたことや自身の夢を豊かに、力強く訴えました。
最優秀賞を受賞した本波弥生さんは「自分の好きな日本のことを伝えることができて楽しかったです」と笑顔を見せました。
※地区大会の入賞者等詳細は、本紙をご覧ください。
■NEWS 工事の安全を祈願
○久慈湊小学校移転改築事業建築工事に係る安全祈願祭
9月2日、久慈湊小学校移転改築事業の建築工事に係る安全祈願祭が建築予定地で行われました。教育や工事の関係者ら約40人が出席。工事の安全を祈願しました。遠藤譲一市長は「新校舎は安心安全な学習環境の構築と地域防災の充実強化も図られる施設。予定通り完成することを祈念します」とあいさつしました。
新校舎は鉄筋コンクリート造りの5階建てで、県が公表した最大クラスの津波浸水想定より高い3階以上に普通教室や体育館等を整備。総工費は約44億5千万円を見込み、令和9年4月からの利用開始を目標としています。
■NEWS 地域の伝統を子どもたちに伝える
○大川目小学校開校記念講演会
8月30日、大川目小学校で開校記念講演会が行われ、山根神楽保存会が地域の伝統芸能である「山口神楽」の観賞会が開催されました。山口神楽は昭和30年代に一度は途絶えましたが、有志が山根神楽保存会の指導を受け、平成16年に復活させました。
同校の卒業生で同保存会の下畑進之介さんが講演を行い、神楽の魅力や見ている人と一緒に楽しめることを伝えました。「権現舞(ごんげんまい)」「三番叟(さんばそう)」が披露され、希望した児童がリズムをとるかねを体験しました。
かねを体験した4年生の野場梨々花さんは「リズムが難しかったですが、途中から分かってきて頑張りました。神楽は初めて見ましたが、迫力があってすごかったです」と目を丸くしていました。
下畑さんは「まずは子どもたちに地域に神楽があるということを知ってもらいたい。これをきっかけに興味を持ってもらえたらうれしいです」と思いを語りました。
■NEWS 体験して学ぶ地元の農業
○夏井中学校稲刈り授業
9月17日、来年度の統合を控えた夏井中学校で、最後の稲刈り体験授業が行われ、1年生9人が地域の農業を体験しました。同校が地域の早坂集落農家組合から田んぼを借りて、20年以上実施。植えるところから収穫、食べるまでの経験を通して地域の産業を経験してきました。
生徒らは、春に県の新ブランド米「白銀のひかり」の苗を手で植えました。稲刈りも釜を使い手作業で挑戦。刈った稲を結んで運び、はせがけ行うなど汗を流しながら、約2時間作業しました。刈った米は後日、自分たちで調理して食べる予定です。
舛森琉偉(りゅうい)さんは「自分たちで植えた分を2時間やっても刈れなくて腰も痛くなり、昔の人はすごいと思いました。粒が大きくおいしいと聞いたブランド米を、食べ比べるのが楽しみです」と笑顔をみせました。長年田んぼを貸してきた同組合の新井野勉さんは「夏井中学校の思い出として、覚えてくれたらうれしいです」と目を細めました。
