- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県一関市
- 広報紙名 : 広報いちのせき「i-Style」 令和8年1月号
■萩荘中学校で環境教育授業を行いました
萩荘中学校で10月30日、地球温暖化問題に関する環境教育授業を行いました。この授業は令和4年度から始まり、今回で4回目。3年生66人を対象に、地球温暖化とその影響についての講義を行った後、解決策を生徒たちが班ごとに分かれて話し合い、発表しました。
●深刻化する自然災害と温暖化
講義ではまず、最近東北地方で起こっている洪水や山火事などの自然災害による被害が年々深刻化していることを取り上げました。災害の原因が地球温暖化であることは科学的に明らかであること、大気中の二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス濃度の増加に伴って気温が上昇することを説明しました。また、気象庁が発表している世界の年平均気温偏差(下図)や大気中CO2濃度のデータを示し、大気中CO2濃度は上昇を続け、2010年以降、地球の平均気温の上昇が加速していることも話しました。
●CO2濃度、なぜ上昇?
次に、大気中CO2濃度が増加した原因について話しました。1850年頃の産業革命以来、化石燃料を大量に燃焼してエネルギーを作るようになり、その結果、食料や工業製品の生産量が飛躍的に増加し、人口も増え、ますます大量の化石燃料を使うようになりました。経済成長と地球温暖化が密接に関係していることを理解してもらいました。
▽世界の年平均気温偏差

●解決策を考えよう
続いて、地球温暖化の解決策について話しました。太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの導入に世界中の国々が取り組んでいますが、さらなる普及には莫大な費用と多くの時間がかかるのが現実です。地球温暖化の進行を止めるために対策を続けても、スピードが全く追いついていません。世界の人口は増加を続け、人類が使用するエネルギーはますます増えています。人類はエネルギーの使用量を減らさなければなりませんが、一度便利な暮らしを知ってしまうと、手放すのは嫌なのです。地球温暖化の本質がここにあることを伝えました。
最後に行った班ごとの活動で生徒たちが考えて発表した解決策の主なものは、次のとおりです。
・省エネルギーに取り組む
・フードロスをなくす
・3Rに努める
・森林を手入れする
・再生可能エネルギーを増やす
・物を大切に使う
・エネルギーの無駄使いを減らす
・物を買いすぎない
・食料の自給自足
・廃棄物を減らす
・地球温暖化の実情をみんなに伝える
生徒の皆さんは最後まで真剣に取り組んでくれました。地球温暖化問題の本質を理解し、今後の社会の在り方を考えられる人材に育ってくれることを期待しています。
文・講師:一関工業高等専門学校教授 佐藤和久(IEL団体会員)
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一関地球温暖化対策地域協議会(IEL)
令和7年12月25日発行
問合せ:一関地球温暖化対策地域協議会事務局(本庁生活環境課内)
【電話】21-8331
