- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県一関市
- 広報紙名 : 広報いちのせき「i-Style」 令和7年12月号
■遂げずばやまじ 70年の歩みを振り返り さらなる挑戦へ
昭和30(1955)年10月に県内2番目、全国78番目の青年会議所(JC)として、高い志と情熱を持った若者たちによって誕生した一関JC(阿部真岐(まき)理事長)が創立70周年を迎えました。節目を記念する式典は10月25日、ベリーノホテル一関で開かれ、出席したOBや県内のJC会員、来賓らが見守る中、会員がこれまでの礎を築いてきた先輩や地域に感謝しながら、これからの未来の発展とさらなる挑戦への決意を新たにしました。
式典では、一関第二高校吹奏楽部による伴奏で国歌とJCソングを斉唱し、メンバーが共有する基本理念とミッション、ビジョンなどを唱和。阿部理事長は70年の歩みを振り返りながら、本年度は「感謝~感謝がつなぐ未来~」をスローガンに新たな出発点とする節目の年だと説明し「長い歴史の中で支えてくれた全ての方々への感謝、そしてその思いを未来へつなげていく。これから先も時代は大きく変化し続けるが、どんな時代であっても私たちは行動を止めない。地域の未来に希望をともし、こどもたちが夢を描ける地域をつくるために挑戦し続ける」と覚悟を示しました。
来賓を代表して石川隆明副市長、同JCOB会の佐々木一嘉会長(第40代理事長)らが祝辞を述べたほか、同JC活動に貢献した60~69代理事長、スポンサーロムの盛岡JC理事長に阿部理事長が感謝状を贈りました。
JCは20~40歳の若きリーダーたちが所属し、今起きている問題や課題を見極め、アクションを起こしていく団体。地域の活性化、住みよいまちづくりのため、一関JCはこれからも「遂げずばやまじ」の精神で歩みを進めます。
■「歴史と伝統を胸に、感謝と情熱を持って進む」
阿部真岐理事長あいさつ
一般社団法人一関青年会議所は、昭和30年に盛岡青年会議所の支援を受けて設立され、「修練・奉仕・友情」の信条の下、地域の発展と次世代の育成に情熱を注いでまいりました。
70年の節目を迎えた本年は、これまでの歩みを支えてくださった地域の皆さまへの感謝を胸に、先輩方が築いてくださった礎を受け継ぎながら、青年らしく自ら行動し、新たな一歩を踏み出す一年となりました。地域の課題に真正面から向き合い、より良いまちの実現に向けた運動を展開するとともに、次代を担う若者やこどもたちが夢を描ける地域づくりに取り組んでおります。
これまでのご支援に心よりお礼申し上げ、感謝と情熱をもって、明るい豊かな社会の実現を目指してまいります。(一部抜粋)
■一関青年会議所この10年
取り組んできた主なまちづくり活動を紹介します
2016年 君がトレジャーハンターだ!~一関のお宝、再発見~
2017年 栗駒山登山 しぜんたんけんたい!目指そう一関の頂きへ
2018年 就農希望者と農業経営者のマッチング ファーマーズフェア
2019年 地域の魅力を伝えよう!インバウンド観光案内体験!
2020年 全国一斉花火プロジェクト はじまりの花火
2021年 お祭り男andお祭り女に聞いてみっぺし!魅力発見一関夏まつり オンラインセミナー
2022年 あなたの心をエコに染めるichinosekiグリーンフェスタ
2023年 一関若者フィールドワーク~一関の魅力を再発見しよう!~
2024年 デジタルと共に未来を切り開こう~デジタル時代を生き抜く、私たちの挑戦~
2025年
・70周年記念事業 未来の灯(ひかり)プロジェクト
こどもたちと地域の魅力を体験する青少年育成事業。竹灯籠の飾りや一関地方のもち文化をテーマにした臼のモニュメント制作のほか、将来の夢や一関への思いを書き記す短冊を作り、JR一ノ関駅前に展示しました。
・一関夏まつり 二代目時の太鼓大巡行
「賑(にぎ)わい響く未来への鼓動」のテーマの下、時の太鼓顕彰会などと力を合わせて一関夏まつりで恒例の巡行演出。こどもの引き手や高校生、外国人ボランティアを含む一行が市街地に勇壮な音を響かせました(写真(下))。
・決めよう!一関の自慢を 一関もっとセレクション2025
地域の魅力を再認識するため、市内で営業する事業所を対象に初開催。飲食・ギフト・雑貨・サービスの4部門に計112点のエントリーがあり、専用サイトに一関をPRする一押しの品やサービスを掲載しました。
※画像など詳しくは本紙をご覧ください。
