- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県陸前高田市
- 広報紙名 : 広報りくぜんたかた 令和7年8月号 No.1194
■夏の食中毒にご用心!
8月は、「食品衛生月間」です。高温・多湿な夏場は、細菌による食中毒が発生しやすい時期です。細菌が食品などを介して体内に入ることで、腹痛や下痢、おう吐などの症状を引き起こします。
●食中毒予防の3原則
細菌による食中毒を予防するためには、次の3つが原則となります。
▽つけない
手にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、調理を始める前や食事の前などは、必ず手を洗いましょう。
肉や魚を切った包丁やまな板を、野菜や果物などの生で食べる食材の調理に使いまわすと、食中毒の原因になることがあります。調理器具は食品ごとに分けて使いましょう。
焼肉などの場合は、生の肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸は別のものにしましょう。
食品の保管の際には、他の食品に付いた細菌が付着しないよう、密閉容器やラップを使いましょう。
▽増やさない
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10度以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15度以下では増殖が止まります。生鮮食品や惣菜などは、購入後、できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。なお、冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖しますので、冷蔵庫を過信せず、早めに食べることが大切です。
▽やっつける
ほとんどの細菌やウイルスは、加熱により死滅するため、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べるほうが安全です。特に、肉料理は中心までよく加熱することが大切です。中心部を75度で1分以上加熱することが目安です。
布巾やまな板、包丁などの調理器具にも、細菌やウイルスが付着します。洗剤でよく洗ってから、熱湯や塩素系漂白剤で消毒しましょう。
問い合わせ先:市役所保健課母子保健係
【電話】(内線233)