健康 保健だより 523

■ロコモとフレイルのお話
9月は健康増進普及月間です。今回は、ロコモティブシンドローム(通称ロコモ)とフレイルについてお話します。

●ロコモティブシンドロームとは?
運動器の機能が低下して移動などに支障が起きる状態のことをいいます。早速、ロコモチェックをしてみましょう。
□片足立ちで靴下がはけない
□階段をのぼるのに手すりが必要
□15分程度続けて歩けない
□掃除機がけや布団の上げ下げが難しい
□家の中でつまづいたり滑ったりする
□横断歩道を青信号のうちに渡りきれない
□2kg程度の買い物を持ち帰るのが困難(500mlペットボトル4本程度)
チェックが多い人ほど、介護を必要とする状態になる可能性が高いことになります。

●フレイルとは?
ロコモを含め、心理的にも社会的にも衰えている状態となり、健康な状態と要介護状態の間のことを言います。
運動機能が衰えた「身体的フレイル」や、硬いものを噛みきれなくなった・むせる・言葉を聞き返されることが増えたなどの「オーラル(口腔)フレイル」、不安や考え事、ストレスを抱えている・物忘れが増えたなどの「心理的・認知的フレイル」、閉じこもりがちなどの「社会的フレイル」があります。
当てはまるものがありましたか?当てはまっていても、生活習慣を見直すことで、健康な状態に近づけることができます。

●日頃からフレイル予防を!
運動:スクワットなどの筋力アップ運動を行いましょう。椅子に座りながらのつま先上げやかかと上げを行うだけでも、ふくらはぎの筋肉を鍛える効果があります。
食事:欠食はせず、肉や魚、大豆製品などのたんぱく質をしっかり摂りましょう。
口腔ケア:定期的に歯科健診を受け、口の中を清潔に保ちましょう。
人とのつながり:近所の人とのお話、誰かを誘っての運動や食事など、普段から誰かとつながることは、お互いの変化にも気づき、フレイル予防に効果的です。

問い合わせ先:市役所保健課健康推進係
【電話】(内線235)