健康 保健だより524

■こころの健康を見つめる10月に
10月10日は「世界メンタルヘルスデー」です。この機会にこころの健康について考えてみませんか。
こころの疲れは、目に見えにくいものです。「寝つきが悪い」「気分が晴れない」「人と会うのが面倒」「食欲がない」といったサインは、こころの調子を知らせてくれる大切な合図です。それは誰にでも起こりうることで、決して特別なことではありません。
こころの健康を守るために、次のような小さな工夫を取り入れてみましょう。

(1)まずは深呼吸
肩の力を抜いて、吐く息を長めにすることで、気持ちが落ち着いてきます。
(2)体を動かす
散歩やストレッチなど、軽い運動は気持ちを整えてくれます。
(3)人と話す
誰かに話すことで気持ちが楽になり、考えも整理されます。
(4)好きなことをする
趣味や読書、音楽など、楽しい時間を持つことは心の栄養になります。
(5)休む時間をつくる
スマホやテレビから少し離れて、ゆっくり休むことも大切です。
(6)小さな達成感を積む
洗濯物をたたむ、机を片付けるなど、簡単な作業を終えると自己肯定感が回復します。

また、こころの健康には「人とのつながり」が大きな力になります。家族や友人、地域の仲間と声をかけ合うことで、お互いの支え合いにつながります。もし身近な人の元気がないと感じたら、そっと声をかけてみてください。その一言が大きな助けになるかもしれません。
不安が続くときや、自分だけでは抱えきれないときは、早めに相談することが大切です。相談は弱さではなく、こころを守るための大切な行動です。何か不調がある場合はお気軽に保健課へご相談ください。
一人で悩まず、つながり合いながら、こころの健康を大切にしていきましょう。

問い合わせ先:市役所保健課健康推進係
【電話】(内線236)