- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県滝沢市
- 広報紙名 : 広報たきざわ 令和7年6月1日号
市では、令和6年12月から本年3月まで4回に渡り、無作為抽出で選ばれた市民の皆さんのうち、希望者をメンバーとし「たきざわ自分ごと化会議」を開催しました。自分ごと化会議とは、何かを決定する場ではなく、テーマを「自分ごと」として捉え「自分たちなら何ができるか」「どうすれば市がもっと良くなるか」をみんなで考える場です。
■初年度テーマ「市の情報発信の在り方」
初の「たきざわ自分ごと化会議」メンバーとして集まったのは10代~70代の18人。年代も、市に住んでいる場所も年数もさまざまです。そんなメンバーで話し合うテーマは「市の情報発信の在り方」。最後は意見を提案書にまとめました。
■変化していったメンバーの声
話しやすい人数にするため2グループに分かれ、ファシリテーターの進行の下で話し合いが行われました。
当初、メンバーからは「市への要望を言いたいと思い参加した」といった声がありました。
しかし、市の現状を聞いた上で話し合っていくうちに、言葉に変化が見られました。「行動することが大事である」という声です。市に興味を持ち、市や地域の課題を「自分ごと化」した瞬間でした。
■まず、何からやってみる?
最終回では、この自分ごと化会議が終わった後に自分がどのような行動を起こすかを色紙に書き、決意表明を行いました。色紙には「受け身はポイッ」「滝沢市を良くするために挑戦」「興味を持つ滝沢市に地域のことに!!」「たべてみる!行ってみる!伝える!」など、今できる等身大の決意が、自分の言葉で書かれました。
▽自分ごと化会議に参加した感想(抜粋)
・「税金をこれだけ納めているのに」という気持ちが強かったが、参加してみて、文句ばかりではなく、どうしたら良いまちになるかという気持ちで臨むことができた。
・自分たちの住んでいるところなのだから、自分たちで良くしていくことも必要だという気持ちになった。
・あまり滝沢は好きではないなと思っていたが、皆さんがすごく滝沢愛に溢れていて、住んでいる場所を自分たちで良くしていこうと考えることができた。
・若い皆さんがすごく真剣に考えてくれているのがうれしくて、参加して良かったなと思った。
■提案書を市長に提出
全4回の終了後は、メンバーの意見をまとめた提案書を市長に提出しました。提案の中には「私たち市民」「地域」「行政」それぞれの立場で行うこと・できることが書かれています。
市は、提出された提案を受け取り「行政」の立場でできることから今後の市政運営に反映していきたいと思います。
▽4つの提案
(1)市に興味を持とう
(2)それぞれに必要な情報が分かりやすく伝わる環境をつくろう
(3)市民が情報を得るだけでなく、困りごとなどを発信・共有し、市と双方向のやりとりができる環境をつくろう
(4)市の魅力を市内外のいろんな人に知ってもらおう
■案内が届いたあなたに参加のチャンスが
本年度は9月下旬~10月上旬に無作為抽出で選ばれた市民へ案内を送付します。
「滝沢市を、自分を変える一歩を踏み出したい」「地域を良くするために何かしたいけど、何ができるのだろう」など、案内が届いた仲間で話し合いませんか。「せっかく選ばれたのだから」をきっかけに参加しても大丈夫です。皆さんの参加を待っています。
昨年度の議事録など詳細は市HPから
■始まっています「すいかのたね農家」♪
既に決意表明を行動に起こしているメンバーもいます。インスタグラムで滝沢市のフォトエッセイの運営をするというものです。その名も「すいかのたね農家」。
皆さんから「滝沢のここが好き」な写真を募集しています。市もこの取り組みを応援していきます。あなたの撮った写真が広報たきざわに掲載されるかも。
皆さんも一緒に「#滝沢市」で発信して、すいかのたね(=滝沢市の魅力)を育てていきましょう。
問い合わせ:たきざわ魅力発信室
【電話】656・6562