子育て 11月は児童虐待防止月間です

■児童虐待とは
親や親に代わる養育者などが子どもに対して行う次のような行為を言います。こうした行為は、子どもの心身の成長や人格の形成に重大な影響を与えます。

▽身体的虐待
殴る、蹴る、叩く、激しく揺さぶる など

▽性的虐待
子どもへの性的行為、性器を触る(触らせる)、性的な写真の被写体にする など

▽ネグレクト
家に閉じ込める、食事を与えない、自動車の中に放置する など

▽心理的虐待
言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別、目の前で暴力をふるう など

■県内の虐待通告件数は増加傾向
令和6年度の通告件数は、岩手県内で1969件と過去最多となりました。一方で、本町を管轄する一関児童相談所では、483件と昨年に比べ7件減少したものの、以前、件数が多い状態が続いています。

※直近3年の虐待通告件数

■ヤングケアラーへの理解も大切です
ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことです。
子どもが家事や家族の世話をすることはごく普通のことと思われるかもしれません。
しかしながら、世話をすることで子どもが「自分の時間が取れない」と感じている場合、それは子どもの権利が守られていない状態の可能性があります。中には、自分がヤングケアラーであることに気づいていなかったり、一人で悩みを抱えてしまったりする人がいます。

▽ヤングケアラーが抱える問題の例
・家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている。
・障害や病気のある家族の身の回りの世話をしている。

■子どもの権利を守るためには地域の皆さんの力が必要です
児童虐待やヤングケアラーかもと感じた際は、下記までご連絡ください。

▽24時間・年中無休〕
児童相談所全国共通ダイヤル【電話】189

▽平日8時30分~17時15分
一関児童相談所【電話】0191-21-0560
保健福祉課福祉介護係【電話】46-3862