くらし 【特集2】市バス・地下鉄の持続可能な経営を目指して

―市民の身近な移動手段として走り続けるために

◆厳しさが増す経営状況
本市の交通事業は、大正15年11月の市電の開業から、来年で100周年を迎えます。この間、市バス、地下鉄南北線・東西線が開業し、市民の皆さまの身近な移動手段として歩み続けてきました。
しかし、経営状況は年々厳しさを増し、とりわけコロナ禍(か)の長期化は、市バス・地下鉄共に乗車人員と乗車料収入の急激な減少を招きました。その後、地下鉄は令和6年度にはコロナ禍以前を上回る水準まで回復したものの、市バスにおいては昭和55年度の年間約1億1千万人をピークに長期的な減少傾向にあり、令和6年度もコロナ禍前の水準には至っていません。
これまで人件費を中心に経費の削減などに取り組んできましたが、少子高齢化に伴う利用者の減少や物価高騰などの影響により、今後の経営は一層厳しくなると見込んでいます。

◇市バスの乗車人員と乗車料収入の推移

◆安定的な事業運営のために
特に経営が厳しい市バス事業では、安定的な経営のため、消費税改定を除くと約30年ぶりとなる運賃改定を令和8年10月に予定しており、運賃条例改正案を市議会令和8年第1回定例会に提出する予定です。
また、昨今の急激な経営環境の変化を踏まえ、令和3年度から10年間の計画としていた経営計画を全面的に見直し、新たに「仙台市交通事業経営計画2026-2035」を策定します。この計画では、市バス・地下鉄の持続可能な運営を目指し、財政目標や経営戦略を設定。中でも市バス事業においては、中長期的かつ抜本的な経営改善に向け、バス路線のあり方や運賃体系の見直し、保有資産の利活用など収入支出両面であらゆる手だてを講じていきます。
今後とも市民生活を支える役割を担っていけるよう、事業運営に取り組んでいきます。引き続き、お出かけの際には市バス・地下鉄をご利用ください。

◆「仙台市交通事業経営計画2026-2035」の中間案にご意見をお寄せください
中間案(概要版)の配布場所等:市役所本庁舎2階市政情報センター、区役所総合案内、総合支所、地下鉄各駅などで配布するほか、交通局ホームページでもご覧いただけます
提出方法:任意の様式にご意見、住所、氏名(法人・団体の場合は法人・団体名、代表者名)を記入して、郵送、ファクスまたはEメールで12月24日(必着)までに。ホームページからも提出できます
申込み:交通局経営企画課(〒980-0801青葉区木町通1-4-15)
【FAX】224・5506【E-mail】[email protected]

◆市バス運賃改定に関する説明会について
運賃改定に当たり、市バス事業の現状と運賃改定案に関する説明会を開催するほか、説明会の内容を動画でも公開しています。詳しくは交通局ホームページをご覧ください。

◇説明会(直接会場へ)

問合せ:交通局経営企画課
【電話】712・8356【FAX】224・5506