くらし 市政トピックス

◆防災を次世代へ―「世界津波の日」2025高校生サミットin仙台開催
11月27日・28日、東北大学災害科学国際研究所などを会場に、世界各国の高校生が津波の脅威と対策を学ぶ「『世界津波の日』2025高校生サミットin仙台」が開催され、日本を含む10カ国の高校生88人が参加しました。
27日の開会式では、「被災体験講演」として、石巻市立桜坂高等学校の吉田美彩(みさ)さんが登壇。震災の語り部として活動する経験を踏まえ、若い世代が防災について考え、行動することの重要性を説きました。開会式には郡市長も出席し、「防災・減災・復興について学びを深め、国や言語の違いを超えた絆を育んでほしい」と思いを語りました。
同日行われた分科会では、高校生たちが、「より良い復興」「多様なステークホルダーの参画」「伝承と災害文化」の3つのテーマについて議論。「災害に対する精神面でのレジリエンス(強靱(きょうじん)性)を育む」「アイデアや課題を共有するプラットフォームを構築する」など、防災・減災を未来へつなぐためにできることについて意見を出し合いました。28日の総会・閉会式では、分科会の内容を取りまとめた大会宣言「仙台未来宣言」が発表されました。
このほか、サミットに先立つ11月25日・26日には、国外から参加した高校生を対象に、福島県相馬市と本市東部沿岸地域を訪れるスタディーツアーを実施。震災による被害の状況や復興に関する説明に、参加者は耳を傾けていました。
今回のサミット開催を次世代の防災・減災を担う人材育成につなげていくとともに、引き続き「防災環境都市・仙台」としての取り組みを世界に発信していきます。

◆仙台―バンコク直行便が5年ぶりに就航
12月1日より、仙台空港とタイの首都・バンコクのドンムアン国際空港を結ぶ直行便が運航を開始しました。仙台―バンコク直行便の運航は、令和2年に新型コロナウイルス感染症の影響で運休となって以来、約5年ぶりとなります。
市では、令和6年10月に郡市長をはじめとする訪問団がバンコクを訪問。タイの航空会社や関係機関を訪問するなど、直行便再開に向けた働きかけを行ってきました。
12月1日、仙台空港にて開催された「仙台―バンコク線新規就航記念セレモニー」には、直行便を運航する航空会社「タイ・エアアジアX」の最高執行責任者・ピッティヌン・インタラサック氏や郡市長など関係者が出席。郡市長は「今回の就航を機に、タイからより多くの方にお越しいただきたい」と期待を込めました。
今回就航した仙台―バンコク便は、4月29日まで運航予定です。市では、直行便の通年化や拡大を目指し、今後もタイとの交流促進に取り組んでいきます。

◆共生社会の実現に向けて―障害者週間イベント
12月3日から9日の「障害者週間」に合わせ、市内各所で障害理解や障害のある方の社会参加を促すさまざまな催しが行われました。
12月6日、宮城野体育館で「ウエルフェアスポーツ2025」を開催。ボッチャや車いすテニスなど、10種以上のパラスポーツの体験を行い、障害の有無に関わらず多くの方が競技を楽しみました。12月7日には、太白区文化センターで福祉まつり「ウエルフェア2025」(障害者週間記念式典)を開催。「心の輪を広げる体験作文コンクール」などの入賞者を表彰したほか、東京2025デフリンピック女子ボウリング日本代表・佐藤杏奈選手を迎えての講演も行われました。佐藤選手は自身の経験を交え「ボウリングを通して世界で戦う姿を見せ、聴覚障害があっても頑張れるということを伝えていきたい」と話しました。
このほか、障害のある方が制作したアート作品展なども行われ、障害への理解を深める機会となりました。

◆まちなかで自由な遊びを―あそびばせんだいinアエル開催
市では、こどもの遊びの環境を充実させる取り組みの一つとして、公園や施設を活用し、こどもが自由に遊べる機会を提供する遊び場展開事業を実施しています。11月22日から25日、のびすく仙台の移転予定地であるアエル5階を会場に、「あそびばせんだいinアエル」を開催し、4日間で約2500人の親子が来場しました。
会場内には、遊具を使って体を動かしながら遊べる広場や、柔らかいマットの上で知育遊びができる0歳児向けの広場など、4つのエリアを設置。遊びをサポートするスタッフも配置され、多くのこどもたちが伸び伸びと遊びを楽しんでいました。
このほか、親子で体験できるイベントとして、音楽遊びや体操教室、保健師による育児相談を実施。参加した保護者からは「スペースが広々とし
ていて、楽しい時間を過ごすことができた。のびすく仙台が仙台駅に近くなると利用しやすくなってうれしい」といった声が聞かれました。
今後も、こどもの遊び環境の充実に向けた取り組みを進めていくとともに、のびすく仙台の機能の充実のため、アエル5階への移転・拡充に向けた検討を重ねていきます。

◆交流促進協定20周年―市長らが台湾・台南市を訪問
本市と台湾の台南市は、1月20日に交流促進協定締結20周年を迎えます。これを記念して、11月20日から23日にかけて、郡市長を団長とする訪問団が台南市を訪問しました。
訪問団は、旅行・観光の展示会「2025大台南国際旅行博」に参加。野田市議会議長が開幕式で祝辞を述べたほか、郡市長と伊達武将隊が登壇し、本市の魅力をPRしました。また、協定締結20周年記念事業として、観光セミナーやグルメ交流イベントを実施したほか、最終日には台南市長や台南市台日文化友好交流基金会を表敬訪問。これまでの交流に対する感謝を伝えるとともに、昨年7月の台風により被害を受けた台南市へ災害見舞金を贈呈しました。